雇用管理サポートシステム

事例No.092

○主な事業:特養 ○法人形態:社会福祉法人・社協 ○地区:北陸甲信越・東海

取組内容

1.一定条件を満たし、希望する者を対象にパートから嘱託員、嘱託員から正規職員へと登用している(概ね年2回、契約更新時)。

2.定年後の再雇用(嘱託員)制度  

・正 規:60歳定年→嘱託員として65歳まで再雇用  
・嘱託員:65歳定年→パートとして再雇用(定年なし)

取組の背景

1.女性が圧倒的に多い職場であることを考慮した。  

・生活の変化に合わせた働き方を選択してもらっている。  
・子育て等の問題から、一日の労働時間、時間帯、日勤等に制約があり、パートとして採用された者が、その制約が解消された後に経験ある職員として働いて戴ける。  
・パートで採用して、数年間勤務されたいわゆるベテランが、当法人以外の施設で契約社員や社員として採用されている事があり、人材の流出が多くあった。

 2.そもそも、職員の年齢的なバランスが異常だった。正規は40代後半の者が大半だった。   
現状として、新規採用で現在の職員レベルの人材を採用することも困難である。

取組の効果

平成20年度登用実績

・嘱託員→正規員  4名(40代女性)  
・パート→嘱託員  3名(30~50代女性)  
・職員に登用する際に、資格要件を設ける事になり、資格所持率が上昇した。  
・パートの評価方法が時間給以外の評価として一つ増えた。  
・徐々にではあるが、パートはパートという考え方の抑制にもなり、職員の責任感が上昇し、定着率も上昇している。