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介護老人保健施設 医療法人 九州

事例No.0067

取組内容

  1. 採用前に職場体験、ボランティア等として積極的に受け入れている。
  2. 面接時には、本人の希望を聞いている(勤務形態など)。
  3. 新入社員に対しては、新人教育マニュアルに沿って時間をかけて育成している。これにより指導者の育成にもつながる。
  4. 休みなど特定の職員に偏りがないよう、勤務表を作成する目的で、共通の一冊のノートに勤務希望を書き入れている。
  5. 職場全体の情報の共有化を図るため、また、日頃一人一人と十分に話ができないため、各種の会議はできるだけ職員が本音の意見を言える場としている。
  6. 現状把握と離職防止につながればと思い、『介護への思い』についてアンケート調査を行った。アンケート結果に基づき、外部研修等、職員の希望や要望に耳を傾けている。
  7. 精神的にも社会的にもスタッフのリーダーとしての役割が果たせる人材を各部署の責任者として配置し、信頼関係を大切にスタッフの小さな悩みを受容できるようにした。

取組の背景

≪採用時について≫

  1. ボランティアや職場体験などを通じて、施設の理念、人間関係、ケアの内容等おおよそ理解した上での入職であれば離職は少ないのではと考えていた。
  2. 人材の確保には、本人の希望にできるだけ沿えるよう努める必要があると考えていた。

≪定着にむけて≫

  1. 職員の定着が課題であった。
  2. 外部研修については、ある程度は管理職が人選しており、結果、出席者に偏りが見られた。また、休みについても特定の職員に偏りが見られた。

取組の効果

≪採用時について≫

1.2008年は、実習生2名、実習生の紹介で2名、ボランティア1名が入職し、現在も良いケアをしていただいている。

≪定着にむけて≫

  • 2.勤務表は師長が作成、総師長が最終チェックを行うことで偏りや不満はなく、病気以外の突然の休み等は殆どない。
  • 3.新入職員の成長の段階について指導者から報告を受けることで、個人の能力等を踏まえながら、日祭日勤務や夜勤などについて対応できている。
  • 4.各委員会では、日頃思っている意見を出し合うことで、例えば、身体拘束をしないための工夫として、離床センサーを介護職員自らの手で作成することを企画実施する、また、年間行事では多くの利用者の笑顔を引き出そうという企画など、創意工夫が見受けられている。
  • 5.研修についてのアンケート調査を実施、記名式にしたため個々人の受講希望日程・内容など明確に把握でき、極力希望に添った形で偏りなく、かなりの人を外部研修に出すことができた。
  • 6.各部門での問題・課題が早期に対応できるようになった。

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