- ホーム
- 分野から事例を探す【施設】
- 事例一覧
- 事例No.0635
事例No.0635
取組の背景
県の「令和4年度介護人材「活用」推進事業(働き方の見直し)モデル事業所」に選定された。
現在、社会保険労務士の先生を業務コンサルタントとして、「週休3日制導入プロジェクトチーム」を組織して、週休3日制導入に向けた検討に取り組んでいる。
他県での取組み事例に関心を持ち、取り組むこととした。今後ますます働き方の多様性が必要になると予想されるので、事業所としても働き方の多様な体制を構築しておきたかった。
取組の内容
職員の理解とシフトの工夫
令和4年9月より、特養の1ユニットにおいてモデル的に試行した。職員へのアンケート調査を行い、1日10時間労働による週休3日を取り入れながら、既存の8時間労働とが混在するシフト表の作成を行っている。次年度末までに施設全体に実施範囲を広げ、職員が望む形で週休3日制の導入を図っていく予定である。
課題としては、従来の勤務時間(8時間)の方も必要性があり、週休3日勤務の職員との人数のバランスに苦労した。その対応として3ヵ月に1度週休3日制への希望を確認し、職員間に不公平が生じないように配慮している。
取組の効果(改善点)
若い世代に好評
週休3日制の先進地である県の事例を参考にしながら、介護福祉の分野が最も相応しいとされる週休3日制の導入に向け、積極的に取り組んでいる。
特に若手職員においては、月内に1回は連続3日の休暇を取得できる魅力は大きく、若手職員の定着には効果的な制度であると考える。現在10%の職員に適用中である。
特に若い職員や実習生には好評で、まだ週休3日制があるからとの理由での採用には至っていないが、今後、採用に繋がると期待している。
ただ、高齢の介護職員には10時間労働に対する警戒も多く、8時間労働の週休2日制も選択できるような形態を導入することにより、職員が望む労働形態の提供を検討中である。
マスコミにも取り上げられたり、他の事業所からヒアリングを受けるなどの反応もある。