本文へスキップします。
有料老人ホーム 民間会社 北陸甲信越・東海

事例No.0600

取組の背景

事業主をはじめとして管理者や職員スタッフは雇用管理改善に対して意識を高く持ち、働きやすい職場、やりがいを高めるために委員会を中心に全員で創意工夫・研修等を実施している。
過去には、従業員が自分のスタイルに合った働き方が選択できるよう定年を60歳から65歳に引き上げ選択定年制度(3年選択制)を導入し、職員のモチベーションアップを図ってきた。
しかし、勤務時間帯(深夜勤務、早番等)や勤務地等の制約があり現規定では正社員として登用することが出来ず常勤パート職員として処遇してきた職員も多くいるといった状況の中で、これらの職員に少しでも長く安心して働いてもらいたいといった願い、モチベーションアップ、処遇改善対策として「限定正社員制度」を導入することとした。

取組の内容

家庭の都合等により、深夜勤務が出来ない、早番勤務が出来ない、土・日・祝日勤務が出来ない、近くの勤務地にしか通勤出来ない等、8時間勤務の常勤パート職員(約10名)を将来的に正社員に登用し、職員に安心して働いてもらいモチベーションアップに繋げたいとの考えから「限定正社員制度」導入に取り組んだ。
限定正社員就業規則の新設(正社員就業規則改定)については、パート職員の就業規則の改定も併せて実施することとし下記に取り組んだ。

  • 正社員の種類の追加
  • 給与の改正(時間給→月給ベースに)、賞与規程の見直し
  • ライフスタイルにあった勤務時間帯の設定
  • 通勤手当の基準見直し(パート職員も含め支給基準の統一化)
  • 希望地勤務の取入れ(異動の範囲等)
  • パート職員への特別休暇の付与
  • パート職員に慶弔休暇の適用
  • パート職員の就業規則の見直し(限定正社員を制度化するに当たり)等々

取組の効果(改善点)

「限定正社員制度」を導入することで、パート職員のモチベーションを上げることができた。
また、制度導入にあたり気になっていた人件費についても特にアップにはならなかった。
職員採用の際の窓口も広がりパート職員の採用選択肢が増えたことにより、職員のライフスタイルにあった働き方ができるようになった。
給与体系を改正することにより職員本人の安心感にも繋がるうえ、パート職員のモチベーションアップに繋がりやりがいを感じて働いてもらえるようになった。
パート職員の能力の底上げにつながり、さらには職員全体の底上げが出来ればと考えている。

この事例が当てはまる分野