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特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
社会福祉法人・社協
北海道・東北
事例No.0583
取組の背景
- ハローワーク、求人媒体に求人募集を出しても新たな職員の確保が困難な状態だった。
- 職員の定着率を上げながら新たな人材の確保を充足させていく必要があるが、労働力人口の減少は明らかであり、業務改善(作業効率・動線の改善やICTの活用)や職員のスキルを向上していく研修が不可欠であった。
- 職場環境改善には、室内環境・人間関係(コミュニケ―ション)が大事と考えていた。職員の能力を最大限に発揮できる環境を整えたいと考えていた。
取組の内容
- 事業所独自で集計データ(世代別人口、男女比率、現従業員の住所を分析)をもとにし求人募集地区をピンポイントで絞りこみ求人チラシ等を配布した。
- 介護労働安定センターのハローワーク人材確保コーナー同行訪問を利用し、目に留まるような「魅力ある求人票」の作成、実際に求職者に現場を見てもらうための「職場見学会」の実施、自治体主催の「介護のしごとトークイベント&バスツアー」への参加などに取り組んだ。
- 施設の廊下、休憩室等の共有スペースの掲示板を有効活用(事業所の雰囲気がわかる写真・施設理念に関連した掲示内容の充実)した結果、利用者・家族・職員で共有することができ、円滑なコミュニケーションができるようになってきている。
- 法人内人材紹介制度を活用(平成31年度採用実績4名)
- 施設での取り組みや理念、運営方針を情報発信するツールとしてPR動画を作成し、求職者セミナーや職員面接で活用した。
- 「新人オリエンテーション」「新人研修」のカリキュラムを再構築し、研修を実施した。
- 「新人研修」の最初のカリキュラムとして「MISSION」(施設理念・福祉の原点・事業所事例)と題したパワーポイントで研修を行い、施設理念と運営方針の共有を図っている。
- 施設内の整理整頓、休憩室の改装、健康維持のためのトレーニング設備など職場の環境整備を行った。
取組の効果(改善点)
- 事業所として人材確保について様々な取組を行った結果、新規人材の確保に繋がった。
- 入職後すぐの「新人オリエンテーション」「新人研修」によって自己の技術の振り返りができることで、中途入社の職員にも安心して勤務してもらえる職場環境が整いつつある。
- 運営方針や業務を早期に理解してもらう研修の実施により、離職の防止に効果が出始めている。
- 環境設備を整えた結果、職員間の「コミュニケーション活性の場」となり好評を得ることができた。