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特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設) 社会福祉法人・社協 九州

事例No.0564

取組の背景

特別養護老人ホームの増設(法人敷地内)に伴い、新規で25名の採用を考えている。しかし募集をかけても人が集まらない事に加え、現在運営している特別養護老人ホームに全部で約90名の職員が在籍しているが、3割以上が非正規職員であるため、この機会に、既存の非正規職員を正社員登用し、配置転換を行うことを検討している。

また、現在の人事評価制度では、年功序列の色が濃く、若くて頑張っている職員が評価されにくい為、人材育成やキャリアアップに繋がっていない現状である。人事制度についても抜本的に見直したい。

取組の内容

介護労働安定センターの雇用管理コンサルタント相談で以下のアドバイスを受け取組みを行った。

【正社員転換制度の構築や進め方について】
非正規社員に対し正社員転換への希望者を募り、その後、面接、登用試験、審査を行った上で選考をする。対象者には事前に転換制度の内容について周知する。

【人事考課制度と賃金制度の再構築について】
人事考課制度とキャリアパス制度について、別々の運用ではなく、キャリアパス制度の枠組みの中で、人事考課制度を運用することで、より効果的なキャリアパス制度の構築が期待できる。
賃金制度については、年齢給であったものを職能給に変更、または併用することで、あまり大きな変化を伴うことなく頑張っている若い職員に適用できる制度に変更する。

いずれも、各部署のリーダー格の人を含めるプロジェクトチームを作って、事業所に合った評価基準を作成する。

取組の効果(改善点)

事業所に合った評価基準の作成により、公平性、客観性、透明性のある制度に近づけることが出来た。職員のモチベーション向上に繋がる制度ができた。

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