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グループホーム 民間会社 近畿

事例No.0560

取組の背景

一拠点から事業をスタートし、現在は三拠点となった。一拠点の時には経営者が理念を伝え、全体を把握することができていたが、拠点が増えると全体の把握が難しくなった。三拠点目を開設して半年後、大量の離職者を出してしまった。

そこで、職員の中から幹部職員を育成し、各拠点の責任者として活躍してもらうために職員の育成に早急に取り組む必要があった。また、人材不足を解消するため、募集や採用についても改善に取り組む必要があった。

取組の内容

①定期的な面談の実施
正社員に対し経営者による面談を2か月に1度実施する。不安・不満を聞き取ること及び、モチベーション維持を目的とする。

②管理者研修の充実
理念の浸透、管理者の役割、組織論等について、費用はかかるが外部講師を招聘して管理者・管理職層の育成に力を入れる。

③ジョブカード活用によるキャリアコンサルティングの実施
どういう自分になりたいか等キャリアデザインを描いてほしいと考え、キャリア形成促進助成金(制度導入コース)(H29.4.1から「人材開発支援助成金」に名称変更)を活用してセルフ・キャリアドック制度を導入する。ジョブカードを活用して、専門家によるキャリアコンサルティングを実施する。

④無資格者、未経験者の採用
無資格者、未経験者を採用して、資格取得のための費用を会社が負担して資格の取得を促し、法人で能力向上、人材育成を行う。

取組の効果(改善点)

①定期的に面談することで、仕事のみならずプライベートの悩み等も含め、従業員のことが理解できてコミュニケーションが取りやすくなった。

②管理職研修を実施して、すべての職員が期待どおりとはいかないが、管理者としての意識改革に繋がっている。今後も続けていきたい。また外部研修の受講機会も設けていきたい。

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