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有料老人ホーム
民間会社
九州
事例No.0543
取組の背景
- 施設長が、管理者の他に経理や他業務を兼務していてオーバーワークとなっている。計画的な施設運営、人材育成が出来る状態ではなく、それらをどのように進めていけばよいかを知りたい。
- 介護職のリーダーがいない中、介護初心者の割合も高く、職員間・利用者・利用者の家族とのコミュニケーションがうまくいっていない。コミュニケーションがスムーズにいき、働きやすい職場にしたい。
取組の内容
介護労働安定センターに相談し、アドバイスを受け以下のことに取り組んだ。
- コミュニケーションの基礎を学ぶ前に、介護に対する姿勢や介護の在り方を学ぶため、先ずはセンターによる雇用管理コンサルタントの集団型相談にて接遇マナーの研修を全職員で受講した。
- 接遇マナーの研修後、労働局委託事業による支援「利用者様の尊厳とコミュニケーション」を実施し、コミュニケーションの基礎知識と介護現場でのコミュニケーションについて学んだ。
- 理念を文章化し、全職員に周知した。
- 施設長の仕事の軽減を図るため、管理者を一人置き、施設長としての業務に専念できるようにした。
- 年間の研修計画を立てた。
取組の効果(改善点)
- 雇用管理コンサルタントの集団型相談での接遇研修を受講したことで、職員1人1人が介護の在り方を考えてくれるようになった。
- コミュニケーションの基礎知識と介護現場でのコミュニケーションについて学んだことで、「聴く」ことと「伝える」ことという大切な要素を理解でき、利用者との間違ったコミュニケーションが多かったことに気付くことが出来た。
- 管理者を置いたことで、施設長自身が細部だけを見ていたことに気付くことが出来、施設の方針や全体を見ていくことを心掛けるようになった。