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介護療養型医療施設
医療法人
九州
事例No.0053
取組内容
- 教育の充実
- 自分たちで教育委員会を設置し、「社会人、職員としての研修」「専門職としての研修」を経験年数ごとに準備した。
- 院外での研修にも年2回出席でき、研究発表にも応募できる環境を準備した。
- ヘルパー講習、介護福祉士受験講習会、ケアマネージャー受験講習会を毎年開催し、また、勤務しながら参加できる時間割を準備した。
- 専門学校の実習、見学、アルバイト等は積極的に受け入れ、病院の仕組みや業務の内容を知ってもらう。
- 小、中、高校等の体験学習なども積極的に受け入れ、病院を知ってもらう。
- ボランティア等にも積極的に参加してもらう。
- 色々な団体の見学や出前講座にも積極的に参加する。
取組の背景
介護職は収入も低く、病院では免許による階層で地位も低い。そんな中で「働いているのは何故ですか?」という意識調査をした時、「患者さんが頼りにしてくださる。喜んでもらえる。お礼を言われる。笑顔に救われる。等」と関わりの中から仕事に対する喜びを得て、それが支えとなっている。そういった体験が少ないと離職につながると考え、職業観や専門職としての意識を持ってもらうことが定着につながり、また、応募にもつながると考えた。
取組の効果
現実に「学生の時来ました。体験学習をした。各講習会を受けた。」ということで、応募してくる方やそれらの方からの口コミで応募し、就職した方がほとんどである。離職率は10%未満であり、教育で離職が防げているのは間違いないと感じる。