雇用管理サポートシステム

事例No.516

○主な事業:グループホーム ○法人形態:民間会社 ○地区:九州

取組の要約

・介護労働安定センター職員とハローワーク職員の方に訪問をしていただき、求人票の見直しを行った。その後もハローワークへ何度も出向き、求人票を作成している。

・以前は面接者全てを採用していたが、現在は適性を見極めて採用している。

・スタッフの定着を目的とした接遇の勉強会を実施した。

取組の内容と効果(改善点)

 介護労働安定センターに相談し、アドバイスを受け以下のことに取り組んだ。

・雇用管理コンサルタントからは、労働条件はしっかり管理されており、人間関係や職場環境が原因による離職だと考えられたため、①定期的な面談等より職員の考えや意見を把握して、職員の抱えている問題点を理解したり、不安を取り除いたりするなどの仕組みを作る必要があること。②採用後の人を育てる仕組みを明確にしながら、求人を継続すること等の指導を受けた。

・相談援助の後、センター職員とハローワーク職員による同行訪問をしていただいた。ハローワーク福祉人材コーナー担当者からの求人票見直しの指導だけではなく、施設長自ら何度もハローワークへ足を運び、結果、多数の応募へとつながった。

・以前は、面接者全てを採用していたが、定着率が悪かったため、現在は適性を見極めて採用するようにした。ハローワークへ求人を出す際にも、求人票に「未経験者可」と記載していたが、現在は「やる気のある人」と記載しており、実際に面接で断ることもでてきた。そのような取り組みを継続してきたところ、パート職員は良い状態で定着している。

・施設長は、今の職員を大事にするには、職場内のコミュニケーションが一番大切だと考えている。職員の抱える悩みを聴いたり、施設長自ら率先して話しかけるようにしており、現在はチームのリーダーを育てようとしている。

・基本的な接遇マナーの研修を実施したところ、施設長自身もコミュニケーションが苦手ということに気づき、まずは自身が変わらなければいけないという考えに至った。今後実施する人材育成に係る取り組みについて、振り返りをすることで、確実な職員定着を目指している。