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有料老人ホーム 医療法人 九州

事例No.0484

取組の背景

一人の職員にアスペルガー症候群と症状が類似する職員がおり、以下の点で業務に支障が出ている。

  1. 他の職員とのコミュニケーション不足により、全職員のストレスが増大している。
  2. 何度伝えても同じ失敗を繰り返してしまう。
  3. 利用者様への対応に問題が多く、クレームが出ている。
  4. 職員会議中に他のことをしており、何度注意しても改善しない。

取組の内容

以下の点に関して、介護労働安定センターより助言を受けた。

  • 当人一人に対して直接指導を行なったとしても、本人に自覚がなく、改善が見込めるとは思えない。
    また、指導が必要とすべきとする案件に関する基準も曖昧である。
  • まずは当人を含めた全職員に対し、外部講師としてヘルスカウンセラーが「職員間のコミュニケーション及び連携について」を講義形式で行うことで、当人の認識を促し、指導が必要となる行為における基準の明確化及び他の職員のストレスの軽減を図ることができると考える。

取組の効果(改善点)

  • 当人の自己評価といった点については、思うように成果がなかったように感じるが、他の職員対応策としては参考にすることができた。
  • ストレス対策は今後も引き続き行っていきたい。

(受講した職員の声)

  1. コミュニケーションが難しい人が職員にいるので、その人に注意するにはどうするか、悩んでいたが、期待をし過ぎないことも必要なことがわかった。
  2. 自分の言葉の表現に気をつけていきたい。
  3. 自分の利用者や家族に与える印象を振り返ってみたいと思った。
  4. なんでも悩まずに、周囲の人に相談してみようと思った。
  5. 振り回されることもあるが、こちらがイライラしないように冷静になることが大切だと思った。

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