- ホーム
- 分野から事例を探す【施設】
- 事例一覧
- 事例No.0480
介護老人保健施設
医療法人
北海道・東北
事例No.0480
取組の背景
- 隣に養成学校があるにも関わらず、新卒の介護職員の採用が思うようにできない。初任給に問題がないか、もしあれば改善したい。
- 職員の定着のために給与体系を見直したい。
- 退職金制度の見直し案を作成したが、職員の離職が続き、新規採用もままならない中で、更に現行の退職金制度を改正することによって、職員のモチベーションを下げることになってしまわないか懸念される。
取組の内容
取組にあたって、現行の賃金体系を精査し、できるだけ原資を動かさずに仕組みの変更を行う方向で検討した。
介護労働安定センターコンサルタントのアドバイスも踏まえ、以下について取り組んだ。
- 初任給総額の水準については、相場から見ても、大きな問題はなさそうである。
- 賃金体系については、基本給の水準と一部の手当がわかりにくいので、その見直しをする。
- 他事業所との職員獲得競争に負けないよう当法人の賃金水準も見劣りしないようにする必要があるとすればまずは、月例賃金の水準を相応に高める必要がある。そのためには、退職金から原資を持ってくるようにすること。
- 従って、退職金制度の見直しは、月例賃金の水準を上げるための原資を差し引いた残りを原資として設計する。
取組の効果(改善点)
- 初任給水準については他社との違いがないことがわかり、安心した。
- コンサルタントへの相談の結果、課題に対する的確なアドバイスをいただき、職員のモチベーションを損なうことなく、賃金体系及び退職金の見直しが可能となった。