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有料老人ホーム
民間会社
北陸甲信越・東海
事例No.0475
取組の背景
利用者、協力医療機関、地域から、ターミナルケアの担い手としての期待が高まった。
取組の内容
"看取り"はこれからの介護業界では重要なテーマでもあり、事業所として積極的に取り組む事にした。介護労働安定センターに相談し、"看取り"までのプロセスで以下のことに留意するようアドバイスを受けた。
- 本人(利用者)を抑制しない
- 本人のやりたいことの"手伝い"をする(介護の原点)
- ご家族にとって後悔が残らず、良かったと言ってもらえる介護を行う
- 職員が笑顔で見送れる(「あの時ああすれば良かった」と後悔する事なく、「あれもやることができて良かった」と言える介護)
これは現場から自然発生的に出てきた流れと考え方である。決して事業所、法人から職員に押し付けた考えではなく、職員自らが考え、行動する好機になった。
また、協力医療機関ともこれまで以上に緊密な情報共有をおこなった。
取組の効果(改善点)
"看取り"は、職員にとっては、精神的ストレスや特別なスキルが必要とされるため、負担も大きい。
死生観は人様々であるが、積極的に行うことで"慣れ"ではなく、"自然な死"の捉え方を職員自身が考え、結果、"共感""共有"が生まれ、職場での連帯感が強まった。
また、先駆けて看取りに取り組むことで利用者(ご家族)ニーズを喚起し地域におけるパイオニアとしての位置も確立し、職員が自信を持って取り組めるようになった。
こうした施設の雰囲気が、職員の定着、帰属意識を高めるとともに、目標を達成するために自己啓発を図ることに繋がってきている。