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特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
社会福祉法人・社協
北海道・東北
事例No.0468
取組の背景
- 東日本大震災を契機にもっと広い地域社会や環境へ貢献する仕組みが必要だと感じていた。
- 具体的には職員の募集から採用・育成・定着に関わる事業所内の連携がたりない。
- 管理者育成・登用に関わる仕組みや人事評価の仕組みが不明確等。
取組の内容
介護労働安定センターに相談し、アドバイスを受け、以下の様に取り組んだ。
- 取組初年度末までを目標に人材採用・育成・評価に係る法人内の連携システムを作成。
- 翌年度末を目標に人事評価制度に係るマニュアルのISO9001の認定を取得。
- 上記を大命題に、検討した事を実践検証しながらマニュアル化し問題の洗い直しを行い、その後も様々なシステムのISO9001化を図る。
取組の効果(改善点)
- 高齢職員や若い職員の労働環境・給与体系整備(65才、70才でも元気な方は洗濯、調理、見守り、補助、清掃など適材適所に効果的に配置。職員全員への「休み希望願書」の提出を義務付けて均等に希望日に休めるようにする事や、妊娠、出産、育児、親の介護といった休暇取得や手当補助制度も充実。給与体系も正職であってもパートであっても納得できるよう、地元の平均より高く設定。)
- 職員の能力やモチベーションのUP(介護員養成の為の実習先として多く指定され、実習生にも当法人にも良い結果が得られる。全職員個々のレベルUP目標を「自己申告書」によって確認、ケアマネや介護福祉士の国家資格取得を中心に内部講師による講習会を行い全体のレベルを上げ、又近隣市町村より講師派遣依頼や講習開催依頼を受け、地域に貢献。)
- 職員数が過剰なほど潤沢。(地元の新卒者を中心に定期採用を行い職員数は確実に確保され、緊急時の対応に支障はなし。定期採用以外でも職員による紹介制度を導入し、口コミにより出稼ぎ者や都会からのUターン者の動向情報も入りやすく、再就職先として当法人を選ぶことが多い。)
- 職員が他人に自慢できる職場(地域の祭りの前夜祭の場所としてやその他イベントでも中心的役割を果たし、利用者、職員はもちろん、その其々の家族からも信頼され感謝される存在。離職者は殆どなく、他の職の経験のない者は離職後に改めて当法人の良さを認識し戻ってくる者もいる。)