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事例No.0459
取組の背景
①新しい事業所の開設にあたり、財務上の課題である採算性・収支を見直す必要がある。
②スタッフの定着率はいいものの、その高齢化により今後新しいスタッフを確保したいが、現状は非常に難しい。
取組の内容
介護労働安定センターに相談し、以下の指導や支援を受けることができた。
①経営コンサルタントが財務諸表を分析上で、アドバイスを実施してくれた。更に、経営力強化のための分析・課題設定(わが社の強み・弱み、外部環境からの変化、財務・損益の体質等)をそれぞれ行い、解決策を検討、検証する仕組みが大切であるということについて詳しく説明を受けた。
また、これからやるべきことの具現化に向け、SWOT分析シートについて具体例を示しながらのアドバイスを受けた。
②施設が地域で認められること、その中で働くスタッフが生きいきしていることがなにより重要で、そのことが雇用維持・確保につながるとアドバイスを受けた。更に、職場で意識調査を実施、スタッフのモチベーションを確認したうえで、スタッフにやりがいを感じさせるような評価査定をきっちり行うことや、職員のスキルアップ研修の実施。新規採用にあたっては、採用基準・面談基準の明確な定めが必要であることについて詳しく説明を受けた。
取組の効果(改善点)
①財務上の償却前利益の趨勢比較・簡易分析した結果、その推移は順調になった。長期的な視点に立った無駄をなくす取組み(LED・ソーラー・備蓄米等)を行い、キャッシュフローにおいても、適正な投資で、借入金の減少が見られている。労働分配率も改善効果が見られ、適正な範囲にシフトしている。新事業所開設に向け、支障要因はほとんどないと判断されるようになった。
②トップダウンのみならず、スタッフに任せ、やらせてみるということを実践することで、定着に繋がりつつある。また、職員のスキルアップ研修を行い、後継者候補に対しても数名視野に入りつつあるまでに至った。