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有料老人ホーム 民間会社 近畿

事例No.0458

取組の背景

  • 賃金表が他社から譲り受けたものであり、自社の実態に合っていない。
  • 昇給のルールが明確に定まっていない。
  • 中途採用の初任給がまちまちであるため、オープニングスタッフとの不公平感が出てきている。

取組の内容

介護労働安定センターに相談し、以下のようなアドバイスを受け、改善を行った。

  • すでに満床状態で、今後の収入の増加は見込めない状態である。毎年の自動昇給は見直す必要があり、賃金表の見直しや賃金人事評価制度の検討が必要である。
  • 賃金表の変更だけでは、労働条件の不利益変更となることもある。人事評価制度を取り入れることによって、ある程度公平性を保ちながら制度改革に取り組むことができる。
  • コンサルタントが提示する賃金表や現在の賃金表で、5年後、10年後の人件費のシミュレーションや検証を行いながら、自社にあった賃金表の作成を行うと良い。
  • 賃金について、他事業所と比較する際の参考資料としては、ハローワーク求人情報及び介護労働実態調査結果がある。
  • 業績の変動によっては賞与・昇給がないことが想定された就業規則への変更・届出・周知を行っていく必要がある。

取組の効果(改善点)

  • コンサルタントのアドバイスを受けながら賃金の現状分析をし、問題点を確認し、将来の昇給・昇格をシュミレーションしながら作成することができた。
  • 基本給体系を整備し、昇給のルールを明確にしたことで、従業員に昇給についてきちんと説明をすることができた。
  • 今後は、人事評価を導入したいと考えている。
  • 就業規則は法令に違反していないが、経営や労務の実態とミスマッチがあり、変更についてアドバイスを受けたので、この機会に変更したいと考えている。

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