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グループホーム 民間会社 九州

事例No.0445

取組の背景(相談内容)

①介護従事者としてのキャリア形成と基本姿勢について体制を整えていきたい。

②リーダーを育成したい。

③一定数の職員を除き定着率が良くない。原因を探り改善策をたてたい。

取組内容(支援内容)

①全従業員を召集し人材育成コーディネーターによる講話の中で、介護職員基礎研修課程創設の経緯を説明し、尊厳の保持、専門的・個別ケアが求められていること、また、なぜ介護福祉士資格取得方法が改正されるのかを考え再認識してもらった。
また、各職員にもリスク管理を常々意識させるよう助言。

②各部署にリーダーを配置し、みえる組織を作った。リーダーに限らず人を育てるには、まず、トップが理解することが大事である。

③採用時が肝心である。求人側は、理念や方針、採用条件等を正確に伝えることが大切である。

取組の効果(改善点)

①職員が、自らスキルアップに意欲を示すようになり、トップダウンの研修参加は勿論、県下各研修会へ、時には自費で積極的に参加するようになった。また、受講後は、自発的に報告会を実施するようになった。根拠のあるケアは、学びがないと出来ないことを理解した。 職員の資格取得について経営者が勧奨し受験しやすい勤務体系(環境つくり)や、資格手当を導入した。

②各事業所にリーダーを配置し、リーダー会議を月1回実施し、ご利用者がいかに満足いただけるかのサービス改善を自分達で考えるようになったほか、日常職場のあらゆる機会の中で、リーダー的役割を発揮できる機会として捉え伝える力を養うようにしたところ、報告・連絡・相談が徹底されるようになった。今後はその場を判断する力を養いたい等、意欲的な声があがっており、モチベーションが高まっている。

③これまでの法人内における離職原因を分析したところ、人間関係が7~8割を占めるため、全職員に対し、人間関係を悪化させるような不満的意見は、まずリーダーに伝えることを実施。またリーダーは、意見に対し同感するのではなく共感で受けることを実行。さらに、月1回、リーダーへ悩みを話す日を定例化し、悩みを打ちあけることでストレス対策に努めたところ不平不満を言う職員が減少した。
また、全職員による全体会議を3ヶ月に1回実施することとし、基本理念と方針の確認を行うようにした。

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