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介護老人保健施設
社会福祉法人・社協
北陸甲信越・東海
事例No.0365
取組内容
1.インフルエンザ対策として、毎年11月~3月に外来者や職員からの持込防止のため、洗面所やトイレにうがい薬等を置いて手洗いやうがいを勧めている。
2.ワクチン接種については、入所及び通所利用者に本人の同意のもとワクチン接種を促し、職員にも無料で接種している。
3.ノロウイルス等の感染症発生時期のうがい・手洗いの励行、万一発症した場合に職員が取る対応方法の研修等
- 注意喚起のポスターの掲出、洗面所・玄関先等に手洗いの必需品の準備。
- 医師による感染症について及び薬品会社から感染症の対策についての施設内研修を複数回実施して職員の関心・理解を深めている。
- 感染症の発症の可能性が高い時期は、次亜鉛素ナトリウム液で清掃したり、環境整備に努めている。
4.食中毒については、管理栄養士の指示のもと食材料から給食の一連の過程の感染管理対策を行っている。
5.浴槽内のレジオネラ菌の検査を定期的に実施。
・浴槽内の洗浄・消毒と検査は県の指導のもと、確実に実施している。その他、利用者の口腔ケアの徹底等。
取組の背景
- インフルエンザは、多数の利用者に感染するため、ワクチン接種等の対応が必要であった。
- ノロウイルスの感染は、突然の下痢・嘔吐の症状が見られるが、初期の対応により感染の拡大に違いがあるため、近隣地域の感染状況の把握、報告をするとともに、ノロウイルス対策についての関心と緊急時の対応ができるようにする必要があった。
- 利用者の口腔ケアを確実に行うことで、誤嚥性肺炎の予防に効果があることが報告されているが、管理栄養士や療養室で食事摂取されている方の口腔ケアの対応が統一されていなかった。
- インフルエンザ、ノロウイルス等の発症例が出ると、信用問題等の社会的な問題の発生防止対策が必要だった。
取組の効果
- 現在までに、インフルエンザの感染者は発生していない。
- 現在までに、ノロウイルスの感染者は発生していない。
- 口腔ケアが徹底されてから、肺炎による受診者や入院者が減少した。