雇用管理サポートシステム

事例No.288

○主な事業:老健 ○法人形態:その他(社団・財団・農協等) ○地区:近畿

取組内容

1.介護能力の向上に向けた研修、ケアマネ資格取得の施設外研修、認知症の理解を深める研修、リスクマネジャー資格取得研修等への参加。

2.教育委員会を設置し、毎月1回施設内研修会の実施。

3.毎年1回事例発表会を開催。さらに施設外での発表機会を設定。

4.新人研修にOJTを採用、主幹及び主任が担当し、専門的な分野はOT、PTが指導を行っている。チェックリストを用いて自己、他者評価を行い、段階的に特殊勤務へと指導を行っている。

5.個人の目標管理と設定:各自、年間目標をあげ、上半期、下半期で自己評価を行い、上司が適切なアドバイスや相談を行う。

取組の背景

1.介護の指導者育成、専門資格取得者養成、認知症ケアの専門スタッフ養成。

2.OFF-JTを実施し、施設全体の質の向上や個人の達成感を高める。

3.施設全体の能力開発のため。事例研究を通じて、個人及び施設のレベルアップを図る。

4.即実践できる人材確保、人材養成のため。

5.仕事への思いややりがいを職員が認識し業務を行うことで、満足感、達成感が得られると同時に、施設の理念や規則を強く意識することができる。

取組の効果

1.ケアマネジャー、認知症ケア専門士、リスクマネージャー等の有資格者が増加する見込み。研修や資格を取得することは、自身の能力開発とともに他スタッフに対する波及効果もあり、自己啓発を望むスタッフも増えつつある。

2.リスクマネジャーとともにチームで、頻発する事故への分析を行いプランを実施することで、利用者の事故の再発を防止できたケースもある。

3.毎月の教育訓練や事例発表は身近な場所で学習できる機会である。自己のケアの見直しや知識、技能向上の場となっている。個人の目標管理によって、新たなチャレンジ精神が生まれ、仕事へのやりがいにもつながっている。