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介護老人保健施設
その他(社団・財団・農協等)
近畿
事例No.0235
取組内容
- 介護職員について、従来の年功序列型の賃金体系からの脱却を目指し、
①同一労働同一賃金、②資格への配慮を前提にした介護職給料表を新設した。介護職給料表は3等級に区分し、在籍年数、資格取得、人事考課、昇格試験等により、Ⅲ等級まで昇格する。 - 人事考課については、現在以下の方法で実施しており、昇格だけでなく、賞与支給額にも反映している。
・目標カードにより、半年ごとに業務目標・情意目標・能力を自己評価のうえ、上司が順次考課を行う。
・サービスマナーを中心とする体系的な職員研修を実施し、日常業務の中で、実践状況を判定する。
・法人に対する貢献度を判定する。
取組の背景
- 介護保険制度の開始とともに、特に介護職員については、上記の同一労働同一賃金、資格への配慮が重要視されることとなった。
- 介護保険の改定や、施設介護の専門化のなかで、介護職員の専門性、チームワークが重要視されることとなった。
- 一種のサービス業として、利用者に対し、法人の方針・使命(ミッション)、施設のミッションのもとに、全職員が職務を果たす必要がある。
取組の効果
- 目標カードの浸透により、漫然と業務を行うだけでなく、自分自身の目標達成のために取り組む姿勢が見られるようになった。
- サービスマナーを中心とする研修により、身近な挨拶や言葉遣いにはじまり、日常業務にあたる姿勢を徹底することができた。
【今後の課題】 人事考課を、より客観的に実施できる仕組みと、その透明化が必要と考えられるが、現実には試行錯誤の繰り返 しである。