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有料老人ホーム
民間会社
北陸甲信越・東海
事例No.0525
取組の背景
現在、人材確保が大きな課題である。有能な人材を確保するために魅力的な制度を導入するとともに、現在在職する職員についても離職しないよう待遇面を検討していかなければならない。例えば、病気で休職する人もいるため、復職の際に働きやすい環境を整えたり、未就学児がいる職員についても、仕事と育児が両立できるような職場環境の整備等を図ったりしていかなければならない。
また、今は社長の一存で能力開発や人事評価を行っているが、働く職員が成長を実感出来る様な能力開発計画(長期・年間)や、納得出来る様な人事評価・賃金規定・諸手当の基準を作り、制度導入を図らなければならないと考えている。助成金も活用しながら、リスク等がないか配慮しながら、就業規則等諸規定を確認していかなければならない。
取組の内容
短時間正社員制度の導入
- 1)在職する正規職員以外の職員の実情(労働日数、勤務時間等)を調査し、適応し易い制度
- 2)ハローワーク等の求人票に、求職者が魅力的に映る制度
上記を考え、制度導入済みの事業所の事例を参考にし、導入した。
職場環境の整備
- 1)病気で休職した職員が復職する際、気遣いする事無く働きやすい環境(事業所・職員等)を整えた。
- 2)未就学児がいる職員が、仕事と育児が両立出来る様な環境を整えた。
人事評価制度の導入
- 1)評価規程・賃金規定・諸手当の基準を他の事業所の事例を参考にし、導入を進めている。
取組の効果(改善点)
有能な人材を確保するためとはいえ、新制度を導入することは、事業主にとってどういうリスクがあるか、効果はどうか、経営を圧迫しないか等考える事が多く、介護労働安定センターの支援により、専門家を交えていろいろな方向から意見交換が出来、安心して新制度を導入できた。
また、国が行っている助成金の活用方法が見えてきた。今後は充分に活用しながら、さらに教育制度を充実させ、職員個人の能力アップはもちろんの事、事業所の安定運営に結び付くものと期待される。
小規模経営のため、特定の社会保険労務士とは契約しておらず、就業規則等諸規定類の不備について指導してもらい、見直しを行って改善できた。