雇用管理サポートシステム

事例No.190

○主な事業:特養 ○法人形態:社会福祉法人・社協 ○地区:九州

取組内容

1.専修(介護専門)学校からの有資格者(介護福祉士=正社員)の採用、有資格者採用に伴う先輩介護職員の賃金調整

2.フルタイム非常勤職員から正社員の賃金調整

3.夜勤手当、資格手当て等の増額

4.専修学校との提携による介護職員のスキルアップ(教師招聘による月1回の実践講義、受講者による内部での講義会等)

5.県雇用開発協会とのタイアップによる職場活性化研修(OJT)の実施

6.キャリアアップ助成金を活用しての職員資格取得への助成

7.(財)介護労働安定センター主催による介護職員等のメンタルヘルス対策研修の実施

8.各種委員会設置による中間管理職、管理職の職務分掌の明確化

9.慰安旅行の実施

取組の背景

1.離職率が高い・・・介護職退職者、平成18年度10人、平成19年度11人

2.職員の入れ替わりによる介護(ケア)の質の低下

3.中間管理職、ベテラン職員への負担増→夜勤が多い

4.責任のあいまいさ

取組の効果

平成20年度は「介護職員が退職しない魅力ある職場づくり」をテーマに取り組み、平成20年12月末現在、施設介護職員の退職は1名でした。  介護現場の要求どおりに職員を配置した結果は、統括責任者の立場で考察しますと、単に介護職員が有給休暇を取得し易くなり、介護(ケア)の質のレベルアップにはつながらないという閉塞状態に陥っているのではかいかと思えます。

より良きケアの実践を目指し、職員レベルアップやモチベーションの高揚を促す、人事考課制度の導入、On、Off、OJT研修の活用、コミュニケーションの充実など山積する課題を乗り越え、職員の笑い声がたえない職場環境作りを目指します。