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介護老人保健施設 その他(社団・財団・農協等) 近畿

事例No.0157

取組内容

  1. 祝祭日をコスト扱いにすることで4週8休体制が確保され、その分年休が取得することができた。
  2. 超過労働時間の縮小やサービス残業の減少のため、特に労働量の多い入浴介助にシルバー人材センターよりスタッフの受入れを行った。
  3. 固定チームケア体制の場合、欠員スタッフが出ても補充する要員が限られてくるため、介護主任をオールラウンド制にし、欠員の穴埋めを行った。
  4. 夜勤は一定の職員に偏らないようにバランスよく管理する(経験年数や男女のバランス、夜勤手当の差など)。
  5. 職員のコミュニケーション活性化

取組の背景

  1. 祝祭日の労働時間を振り替え、休日を与えるだけの人的な確保ができていなかった。また、年休の取得も十分にできていなかった。
  2. 入浴介助ケアーに超過勤務やサービス残業が多く見られた。
  3. スタッフのアクシデントや病気で急に欠員がでても補充するスタッフがおらず、欠員のままの状態で超過勤務の体制をとっていたが、ケアサービスの減少とスタッフにストレスをきたす状況にあった。
  4. 経験不足者の夜勤チームであると、何か起こったときの対応方法に不安を生じ、介護職がストレスを感じる要因が発生するため。また、夜勤手当は収入源であり生活に潤いをもたらすものであると考え、平等に取得できる体制を整える必要がある。
  5. 職場全体の課題を共有できる機会を作ることにより、職場の満足度や勤労意欲を高めることができると考えた。

取組の効果

  1. 4週8休体制の確保と年休を取得できるようになった。
  2. 超過勤務やサービス残業が減少し、ストレスの解消になった。
  3. 介護主任が欠員の穴埋めを行うことで、超過勤務の減少と同時にスタッフのストレスが減少した。介護主任は、職場全体の状況を知るとともに職員の不平や不満を吸い取り、上司と相談できる機会が増えた。
  4. 常勤と、パート職員や新人職員のバランスがとれ、日々のケアーがスムースに行われた。夜勤手当が毎月同額支給されることで生活が安定し、満足度や就労意欲向上に効果があった。
  5. 施設の運営や経営等の理解ができ、職員各自も充実した働き甲斐のある職場つくりに貢献しているという自覚が得られた。

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