雇用管理サポートシステム

事例No.145

○主な事業:特養 ○法人形態:社会福祉法人・社協 ○地区:近畿

取組内容

夜勤の状況を改善し緩和するため、深夜帯のみ職員1名を増員配置した。これにより介護士1名にかかる負担が軽減したことで入所者の状況に眼が行き届き、従来に比して安全が図れるようになった。 また、職員からの苦情や突発的な欠勤等が少なくなり、離職する者が平成19年以降ほとんどなく、人員体制が安定してきた。

取組の背景

施設開設当時は入所者の要介護度が2~3のレベルであったが、年を追うごとに重くなり現在では4を上回っている。入所者の要介護度が上がる(重度化)ことで当然、介護の内容(結果として業務量の増大・困難さが増す)も難しいものに変化してきており、更に職員体制も離職者による介護レベルの低下等の悪条件も加わることとなり、特に心配される深夜帯の対応を見直さなければならないこととなった。

取組の効果

1.メリットとしては、深夜帯に職員1名を増員配置したことで

(1)介護士1名にかかる負担が軽減したことで入所者の状況に眼が行き届き、従来に比して安全が図れるようになった。

(2)職員からの苦情や突発的な欠勤等が少なくなった。

(3)離職する者が平成19年以降ほとんどなく、人員体制が安定してきた。

等々で抜本的な改善が困難な状況下で一定の成果があったと判断している。

2.デメリットとしては、人件費が従来より少し上回ることとなった(深夜手当の支給等)が、施設運営に支障をきたすほどの状況ではない。

総じて今回の取組は一定の成果があったと見ている。