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50人以上 株式会社 北海道・東北

事例No.0539

1.取組の背景

訪問介護事業7事業所、訪問入浴6事業所、通所介護1事業所、認知症対応型通所介護2事業所、居宅4事業所、福祉用具レンタル・販売1事業所の運営を行っている。法改正や現場からの要望を基に自社システムの改修を行い、ICT化と業務改善を進めている。令和6年の介護報酬改定で介護支援専門員の1人当たりの取扱件数の基準が改定されたこと等に伴い、居宅介護事業所での業務を見直すこととなった。一人当たりの取扱件数を増やしても、全体として介護支援専門員の負担が増えないように業務の改善ができるか、ICT機器の導入やシステムの機能追加で対応が可能か、取組を進めることとなった。

2.取組の内容

【サービス提供表の作成方法の見直し】
サービス提供表は手入力で作成していたため、入力ミスがあったり、予定と実績を照らし合わせる作業が必要だった。できるだけ手入力を少なくするよう、蓄積しているデータから予定と実績を取り込んでサービス提供表を作成する機能をシステムに追加した。

【モニタリング方法の見直し】
介護支援専門員が利用者の元に月1回以上訪問して状況等を確認するモニタリングが、介護報酬改定で2回に1回はオンラインでの実施が可能となった。介護支援専門員にノートパソコンとスマートフォンを配付して、テレビ電話でモニタリングできる環境を整え、操作手順の説明会を行った。利用者の承諾を得た上でオンラインでの対応が可能であれば、モニタリングをオンラインで行うようにした。

【ケアプランデータ連携システムの導入】
法人内の事業所同士でのデータ送受信は基幹システムで可能としていたが、国民健康保険中央会のシステム「ケアプランデータ連携システム」を導入して、他法人ともデータ送受信ができる環境を整えた。 

 

3.取組の効果(改善点)

【サービス提供表の作成時間の削減】
サービス提供表の作成に係る手入力部分を極力減らしたことで、入力内容の確認時間が少なくなった。利用者一人当たりの提供表作成時間が30分から3分に短縮できた。また、入力ミスや確認漏れの心配がなくなり、介護支援専門員の心理的負担も大きく軽減した。

【介護支援専門員の訪問時間の削減】
約半数の利用者のモニタリングがオンラインで可能となり、1回あたりの訪問に係る移動時間を平均30分削減することができた。利用者側からの急な日程変更にもオンラインの場合には対応しやすいなど、利用者側の利便性も向上した。

【介護支援専門員の担当件数増と残業時間の削減】
介護支援専門員の担当件数が一人当たり平均で35件から40件に増加した。しかし、業務見直しとシステム改修によって業務効率を上げることができ、その結果、担当件数は増えていても、緊急時対応を除く一人当たりの残業時間を1か月あたり20時間から0時間に削減することができた。

 

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