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50人以上
有限会社
九州
事例No.0521
取組の背景
職員が利用者様宅へ入る時刻、帰る時刻等(時間の管理)が、事務所でリアルタイムで分かると良いと感じていた。また、事務所内の事務作業量が非常に多かったため、軽減したいとの思いもあった。現在は実績報告書等も職員がスマホで入力したものが、事務所内のPCと連動しており、直ぐに作成できるようになっている。
一人一人の職員に長く勤務して貰いたいとの思いから、安心安全な職場環境にしようと考え、ドライブレコーダーの導入について取り組むこととなった。
取組の内容
(1)職場環境改善
- ICタグを利用者の了承のもと自宅に設置し、職員の訪問時間がリアルタイムでわかるようにしている。
- 安全安心できる職場環境実現のため、保険会社のドライブレコーダーをすべての公用車につけている。
運転中の事故を防ぐために役立つ資料等を渡している。また、交通規制等の情報は前もって職員のスマホに流している。
(2)処遇改善・労務改善
- フレックス制度を取り入れ、柔軟な勤務時間で対応している。65歳の定年後も、1年ごとの更新制で最高70歳まで勤務可能にしている。パート職員については、70歳超えの職員も多数勤務している。
高齢者の職員に対しては、それぞれの体力等に応じて業務内容を考えている。無理のない業務時間帯を考慮してシフトを組んでいる。 - 処遇改善加算Ⅰ・特定処遇改善加算Ⅱ・ベースアップ等支援加算を取得。
(3)職員のコミュニケーションづくり
困っている職員がいれば、必ず主任達が対応し、具体的なアドバイスをしている。
(4)評価・表彰
1年に1回、職員の表彰式を開催している。1年間の「稼働率ベスト10」の10名と、勤続15年目を迎えた職員を表彰している。
取組の効果(改善点)
(1)職場環境改善
- 職員が訪問に入った時刻、終了した時刻がリアルタイムで管理できるため、事業所から電話等で確認をとる必要がなくなり、業務効率が上がった。
- ドライブレコーダーは、事故の可能性がある時には保険会社に直接連絡が行くようになっている。実際に事故がおきた時、保険会社の方が呼びかけても応答が無かったため、保険会社の方が救急車要請をしてくれたことがあった。職員の命を守ることができた。
(2)職員の定着
現在登録されているヘルパーは37名。そのうち5年以上勤務している職員が55%、10年以上勤務している職員が37%、20年以上が2名である。長年勤務している職員が多いのは、働きやすい職場環境であるためだと感じている。勤務歴が多くいることにより、新人の職員が学ぶ機会が自然と増える。職場の雰囲気もチームワークも良く、職員同士の協力体制がきている。離職率は10%である。