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50人未満 特定非営利活動法人(NPO) 関東

事例No.0517

取組の背景

少ない人員で業務を行い、システムも複数のソフトを使用していた為、処理時間がかかり業務改善がまったく進まなかった。介護労働安定センターの専門家に指導をうけ、システムの統合や簡素化など取り組みの基本を教えていただきながら改善に取り組むこととなった。

取組の内容

ICT

  1. 事業所移転にともない、いままで使用していた通信回線の見直しを行った。請求ソフト、記録ソフト等、導入したシステムごとに異なる回線を使用していたため、光回線に一本化した。新事務所のWi-fi導入においては、機種の選定、設置場所についてアドバイスを受け、大幅な通信環境改善とコストダウンにつながった。
  2. 記録ソフトを導入し、毎回事務所に戻って記録を作成する業務がなくなった。国保連への請求ソフトからのデータ移行が、ソフト会社の都合で遅れているが、業務効率化の体制は整えている。
  3. モバイル機器の導入については、災害時のリスクや破損のリスクを考え、2種のメーカーを導入した。
  4. 大きくシステム変更をおこなった関係で職員の教育が重要となり、定期的なOff-JT研修と同時にOJTの強化を行いシステムの早期活用につなげている。使えるようになった職員が別の職員に丁寧に教えている。
  5. 専門家の指導のもと、助成金申請も行うことができた。

取組の効果(改善点)

業務効率化

  1. 記録の自動入力が可能となり、事務処理の時間が軽減された。一方で、事務所に行かなくても仕事ができる環境になった為、職員間の情報の共有やコミュニケーション不足を補う為の面談やミーディングの時間に力を入れている。事務処理が激減したことで、職場の雰囲気も良くなっている。全体の残業については、減っている。
  2. オンライン会議やオンライン研修での通信不良が多発していたが、回線の見直しをしたことで大きく改善された。今後は、オンラインでもハイブリッド型でも充実した研修が行える環境となった。

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