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20人未満
株式会社
九州
事例No.0494
取組の背景
現在、慢性的な人手不足で、事業所としては、若い方に就業してもらい活性化を図りたいところである。
しかし、若い職員の就業はほとんどなく、職員の平均年齢は年々上がっており、体力的にも負担をかけている状況である。
また、施設系と比べ訪問介護への就業希望者が少なく問題点の改善を図りたいと模索しているが、中々見いだせないでいる。
しかし、その中でも少しでも職員の負担を軽減するための一つの方策として、訪問した際の利用者の状態を皆で共有できるソフト並びにスマートフォンのメール機能を利用し、情報の共有化を実施することとした。
取組の内容
IT導入をするにも予算面での問題もある為、フリーソフトを導入した。利用者ごとの状況を訪問の都度記録し、必要に応じて写真等も添付することを始めた。
事業所のパソコンにダウンロードしたソフトを管理者として登録し、職員のスマートフォン上のソフトをメンバーとし、利用を開始した。
(利用例)
- ①職員のスケジュールの調整及び管理
- ②管理者から、伝達事項等を一斉に連絡できるようにした。→連絡体制の確立
- ③利用者ごとにフォルダを作成し、関わる職員のみアクセス可能とし、いつでも情報共有を図れるようにした。
- ④利用者からのハラスメントに対する対応を強化した
- ⑤在宅業務としてもテレワークに近い利用が出来るようになった
取組の効果(改善点)
IT導入により、以下の効果が見られるようになった。
- 職員の連携強化により仕事の効率化が図られた。
- 事業所及び職員同士の連携がスムーズになったことにより、利用者にその効果を反映させることができ、苦情が減少した。
- 利用者からのハラスメントには迅速に複数で対応できるようになった。
今後は、有料ソフトの使用も視野に入れている。
勤怠管理については、現行のタイムカードではなく携帯電話等を利用して業務の管理を行い、事務所に出勤しなくてもできるようにしたい。
また、なかにはITが苦手な職員もおり、教育の必要性も感じている。