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20人以上50人未満
株式会社
中国・四国
事例No.0492
取組の背景
≪働き易い職場作り≫
事業所開設当初より、実際に働く職員に対して、不安を持つことなく働き易い職場づくりを心掛けてきた。
管理者の考えを押し付けるのではなく、職員皆で話し合いを重ねて、物事を決めていく事を大切にしている。
職員各々の意見や考えを発言し易い職場づくりを目指して取組みを行っている。
居心地の良い職場、職場に立ち寄り易い環境を整えることが大切だと考えている。
≪コミュニケーションを促す職場作り≫
訪問介護事業は日々の業務の中で職員の出入りが多く、従業員同士のコミュニケーションを促す職場づくりが重要である。
開設当初4~5名だったスタッフも現在では40名となり、より職員間のコミュニケーション、情報共有が必要となっている。
取組の内容
≪働き易い職場作り≫
- ①働き易い職場環境として、5年前の移転に伴い広い駐車場を整備した。
- ②訪問介護業務において自家用車を利用している。
スタッドレスタイヤ、ノーマルタイヤ購入時の助成やタイヤ交換時、オイル交換時の補助を実施している。 - ③産業医カウンセラーの先生により職員のメンタルヘルス研修と個別面談を昨年度は月1回実施した。
今年度からはチケット制とし、カウンセラーの先生の元へ直接職員が出向き相談できるよう変更した。 - ④市内全域と広い訪問エリアの為、1日の業務の訪問先をエリア毎に設定し、職員の移動距離を少なくしている。
また業務内容(支援内容)も職員の意見を取り入れ、身体介助が難しい職員には生活支援を担当する等配慮を行っている。
≪コミュニケーションを促す職場作り≫
- ①情報共有の手段として主にメールを活用している。
訪問するお客様(利用者様)の情報や業務内容を共有するため、メールにて頻繁にやり取りを行っている。
また担当の職員のみではなく、メールは常にオープンな形で他の職員、責任者が確認できるようになっている。 - ②訪問介護の業務で日々出入りがある中で、職員は事務所で事務業務も担っている。
法定書類作成の担当者やお客様(利用者様)の誕生日プレゼント作成担当者等、職員の特性を活かせるよう担当者を決めている。
また事務所での仕事をする機会も多い事で、事務所にずっといない状況を作り出さないことになり、職員同士が話をする機会も増えている。 - ③コミュニケーションの場として、ミーティングと懇親会を実施している。
定期的な職種別グループごとのミーティングや懇親会を実施し、また全職員による全体ミーティングと交流会も実施している。 - ④休憩所を整備し、昼休みに職員が集まり食事をすることで、自然と会話をする機会が増え、コミュニケーションの場となっている。
- ⑤新人職員に対して挨拶の指導を行っている。
また職場全体においても、スタッフ間やお客様(利用者様)に対してもきちんとした挨拶を実施できるよう徹底している。
取組の効果(改善点)
≪働き易い職場作り≫
- ①広い駐車場を整備し職員が職場へ立ち寄り易くなった。
- ②訪問介護業務の自家用車使用において、助成や補助を実施する事で職員の負担が軽減された。
- ③今年度よりカウンセラーの先生の元へ直接職員が出向き相談できるよう変更され、様々なことを自由に相談できるように改善された。
- ④移動距離や職員一人一人に適した支援内容(業務内容)に配慮することで、業務が円滑に実施されている。
≪コミュニケーションを促す職場作り≫
- ①メールを活用し常にオープンに誰でも内容を確認できる事で、責任者が問題点を把握できる。
解決した内容や情報を職員全員に周知する事で、情報共有を図っている。 - ②各担当業務の責任者を明確化する事で役割分担ができ、仕事に対するやる気に繋がっている。
- ③・④ミーティングや懇親会、交流会を実施する事、又休憩所の整備により職員が自然と会話をする機会を設け、コミュニケーションの場が増えている。
- ⑤職場全体で挨拶を大切にし、指導を実施する事でコミュニケーションに繋がっている。
(まとめ)
職員間のコミュニケーションと情報共有を大切にし、働きやすい環境を整える事により、事業所内は活気が有り、笑顔がある職場となっている。
人間関係による大きなトラブル等はなく、現在職員の退職による人材不足はない。
長く働く職員が多く、取組みにより人材確保や定着に効果があったのではないかと感じている。