雇用管理サポートシステム

事例No.481

○訪問介護の職員数(規模):20人未満 ○法人形態:株式会社 ○地区:関東

取組の背景

 労働局受託事業における事業内容の改善を希望する登録事業者の1社として、人事諸制度の整備・改善を行うための支援を希望した。
雇用管理上の大きな課題である人員確保についての解決を図るべく、効果的な人材採用・定着に向けた取り組みを進めて行きたい。
中でも、最も不足しているサービス提供責任者について、即戦力を求めるのではなく、無資格未経験者を採用して自社内で育成し、定着させる人事体制を構築したいと考えている。そのための仕組み作りについてアドバイス等の支援を希望した。

取組の内容

事業所として「無資格・未経験者をサービス提供責任者に育てる」という考えの下、以下の具体的な項目について取り組んだ。

1.求人活動におけるインターネットの活用
  SNSのFacebookを活用し、仕事内容や事業所の日常風景などを含め総合的に紹介し、介護のしごとの魅力をアピール

2.人材募集体制構築のための整備
  サービス提供責任者の仕事内容説明資料、キャリアプラン説明資料、年間研修計画説明資料等の作成

3.育成計画の整備
  新人教育プログラム、サービス提供責任者育成プログラムの作成と育成プロセスの明確化

4.助成金の活用
  人材確保等支援助成金の申請

取組の効果(改善点)

1.新人職員2名を採用。初任者研修を受講中で、同研修の終了後には現場での実務を行ないながら、実務者研修の受講を予定している。

2.作成した新人教育プログラムを、採用した常勤介護職に適用している。

3.Facebookについては、OJTによる業務場面や親睦会等のレクリエーション活動を行っている描写があり、事業所の雰囲気が効果的に伝わり、良い反応があった。

4.採用後の見習い期間を経て、その後の適性を判断した上で正社員転換するというキャリアプランも見込めると同時にその際はキャリアアップ助成金の申請も可能になった。