- ホーム
- 分野から事例を探す【訪問】
- 事例一覧
- 事例No.0478
20人未満
その他
北海道・東北
事例No.0478
取組の背景
①募集・採用
・介護職員を求人するが応募もなく、人手不足は慢性化している。
②職場環境と健康管理
- 利用者サービスを考え土曜日も稼動してきたが、介護職員(家族含む)の高齢化等により勤務日・勤務時間・訪問件数等シフト調整に苦労する機会が増えてきた。
- 介護職員から「きつくなってきた」との声も聞かれ健康維持とモチベーションの低下が心配である。
③ケアマネジャーとの連携
・利用者サービスと適切な介護業務を行うために、利用者(家族)および介護業務に関する様々な情報をケアマネジャーを通じて迅速かつ的確に共有することが今まで以上に必要だと考えている。
④利用者(家族)とのトラブル
・トラブルに対応する労力と心身の疲れは「ストレス」となり結構きついものがある。
取組の内容
①募集・採用
・介護労働安定センター提案のハローワーク同行訪問を受け、法人の理念・求める人材像・事業所の特徴等を記載した「魅力ある求人票」作成のためのアドバイスをいただいた。
②職場環境と健康管理
- 働き易い職場環境は常に"ヘルパーファースト(職員第一)"で考えるようにしている。
- 土曜休日の導入については、まず、利用者(家族)の同意を得ながら業務改善・訪問回数の見直しに取り組んでいる。
- 声掛けと話を聴くことを意識し、何でも言えるコミュニケーションの環境を作っている。
- 研修は全介護職員が年2回以上参加するよう薦めている(費用は会社負担・勤務扱い)。
- 健康管理では健康診断、インフルエンザ予防接種、マスクの提供等を会社負担で実施している。
- 介護労働安定センターの無料健康確保相談は数年前から年2回必ず実施している。
③ケアマネジャーとの連携
- カンファレンスでは、利用者の心身状態・機能回復度合い等の情報を共有し「利用者が出来ることは任せる・やってはいけない業務を明確にする」を基本に進めている。
- ケアマネージャーからの紹介はスピード感(待たせない)をモットーに対応している。
④利用者(家族)とのトラブル
- ケアマネジャーと連携しスピード感と誠意を持って対応するように心掛けている。
- 一人に任せず全員で対応する(話し合う)ことで「ストレス」は和らいでくる。
取組の効果(改善点)
①募集・採用
・ハローワーク同行訪問後に即1名の応募があり驚いた。採用にはならなかったが「魅力ある求人票」の重要性を再認識した。今後は定期的に求人票の更新を実施していく。
②職場環境・健康管理
- 土曜日休日の導入は介護職員の賛同を得て、現在、利用者(家族)へ提案中である。
- 良好なコミュニケーションを取ることで課題解決・業務改善・介護職員の定着に繋がっている。
- 介護労働安定センターの無料健康確保相談はモチベーション維持・スキルアップにも繋がっている。
③ケアマネジャーとの連携
- 様々な情報を日頃から共有することで"きめ細かな介護メニュー"を作成することができた。
- 利用者紹介時のスピード感(待たせない)と適切な介護業務を実施してきたことで、ケアマネジャーから「困った時は○○(事業所名)」と言っていただけるまでになった。信頼を勝ち得た気分です。
④利用者(家族)とのトラブル
・ケアマネジャーも交えながら、相手の立場になって話を聴き、誠意を持って親切丁寧に話し合うことでトラブルの早期解決をし、信頼を得ることができた。時には勇気を持って他事業所を紹介するケースもあった。