雇用管理サポートシステム

事例No.468

○訪問介護の職員数(規模):20人以上50人未満 ○法人形態:株式会社 ○地区:北海道・東北

取組の背景

 ヘルパー、管理者含め23名が勤務している。これまでも、労働環境や福利厚生等の充実を行ってきており、教育訓練も継続して実施している事業所である。

 現在、キャリアパスの見直しにも取り組んでいる。事業所としても働きやすい環境づくりのため、職員の意向も反映しながら改善を進めているところである。

 しかしながら、管理者としては、利用者へのより良いケアをしていくためには、更なる職員の育成が必要と考えている。

 キャリアプランと日常業務を関連付けて前向きに取り組んでほしいと思い、介護労働安定センターに相談をした。 

取組の内容

 「介護の雇用管理改善CHECK&DO25」を確認し、研修計画やキャリアプランの在り方について、課題を明らかにした。

 研修計画やキャリアプランを労使で情報共有し、モチベーションの向上の機会を設け取り組みを推進した。全体会議は月1回開催、リーダー打ち合わせは毎週実施し、情報共有をおこなった。

 外部研修には、全職員対象として偏りがないよう参加させた。また、参加した職員には、育成を目的として全体会議内での20分のプレゼンテーションを行ってもらい、伝えることの大事さを体感してもらっている。

取組の効果(改善点)

 県が推進する「介護サービス事業所認証評価制度」の認証事業所に認定された。約130事業所が参加を宣言した中で21事業所だけの栄誉を受けた。

 また、職員の育成についても、プレゼンテーションを行うことで、考える力、研修に参加する意識、伝えることの大事さなどモチベーションの向上に役立っている。

 職員同士のコミュニケーションがさらによくなり、離職率が10%に低下した。