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20人以上50人未満
株式会社
近畿
事例No.0448
取組の背景
訪問介護事業所の開業より16年が経過した。今年度は退職者を出していない。人材は定着している方である。既に下記のような取り組みを行っているが、人材不足から一部の社員に負担がかかり残業が多い社員がいる。
就業規則や賃金規定、雇用契約書等を見直したい。また、介護職員処遇改善加算の分配方法についても見直したい。
- 社員数35名のうち正社員12名、準社員(8時から6時の間で5時間保証)12名、パート11名で登録ヘルパーはいない。
- シフト作成には苦労しているが準社員やパートからシフトを埋めていく。
- 当日キャンセルの場合は予定していた賃金を全額支給。
- 賞与年2回(社員は2ヶ月分、準社員は寸志を支給)
- パート社員にも昇給がある。(1,250円からスタートして年2回の評価で70%以上の場合は10円昇給し、上限の1,500円を超えた場合は別途支給する)
- 新人教育は1ヶ月間担当指導者が付きOJTを実施。毎日記録表を作成し、振り返りを行う。
取組の内容
- 長く働いてもらうための取り組みを色々と行っているが、基準が明確になっておらず、制度化できていない。就業規則や賃金規定を見直し基準を明確にした。
- 正社員登用制度も基準を明確にして導入した。就業規則も整備した。
- 1ヶ月変形労働時間制を導入した。週40時間を維持できるようシフト作成時に配慮する。
- 社員の目標達成を支援するため定期的(半年に1回)に社長と管理者による個別面談を実施することとした。困っていること、給料面の不満等も聞き取り、キャリアコンサルティングも併せて行う。
- 介護職員処遇改善加算も今までは一時金で支給していたが、月々の給与で支払うこととし、賃金規定を整備した。
- 新人教育も規定化できた。
取組の効果(改善点)
- 雇用管理改善には取り組んできたが、就業規則などの整備が後回しになっていた。基準を明確にし規定を整備したことで社員に説明しやすくなった。
- 社員も賃金等の基準を目にすることで安心して働けると思う。
- 社員は定着しているが人材の確保が困難でハローワークや求人誌、インターネット求人等活用しているが、人手不足の状態が続いている。今後は社員が生き生き働いている様子ややりがいを伝えるために「介護のお仕事説明会」を実施してイメージアップを図りたいと意欲的である。