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事例No.0437
取組の背景
・接遇マナーについての職員研修を行いたいと思い、介護労働安定センターに職員研修の実施に向けて相談したい旨を連絡した。これをきっかけとして、継続的な相談支援に繋がった。
取組の内容
継続的かつ総合的支援の実施
①平成27年3月(以下、同) 雇用管理コンサルタントによる個別相談。職員の社会的マナーの改善のための取り組み、キャリアパスと研修体系の整備等について相談した。キャリアパスと研修体系の構築手順と助成金を活用した研修等の提案を受けるとともに雇用管理等の課題の整理をしてもらった。
②前回に引き続き、キャリアパスと研修体系構築について相談した。キャリアパスの階層分け、規定の整備、研修体系に基づくコース設定等についてのアドバイスを受けた。
③ケア・サポート講習(接遇マナー)を実施した。業務の都合上、職員の半数が参加。残りの職員に対しては、後日実施。
④職員間の情報共有がうまくいっていない課題について、希望する職員に対してストレス等解消のためにヘルスカウセラーによる個別相談を実施。
⑤キャリパス、研修体系等の改善についての進め方と人事考課について個別相談の実施。営業所における組織改革についてのアドバイスを受けた。処遇改善加算Ⅰへの対応の準備を進めた。
⑥平成27年4月(以下、同) 処遇改善加算Ⅰに向けて昨年度作成したキャリアパスの原型を改善すべきか、また処遇改善のために正社員転換制度等の導入について相談。処遇改善加算Ⅰへの変更に伴う計画書等を踏まえたキャリアパスを作成した。
⑦効果的な研修のあり方と実施後のフォローアップについて、介護人材育成コンサルタントによる個別相談の実施。効果的なプログラムの作成とフォロー方法についてアドバイスを受けた。
⑧雇用管理コンサルタントによる個別相談の実施。キャリアパスの再検討、処遇改善加算の給与への反映方法、各種助成金情報について相談。俸給法の設計方法、助成金の申請等についてアドバイスを受けた。
⑨平成27年6月 介護保険法の改正に伴うキャリアパス導入に際し、適正な職員評価や中堅職員等の育成について介護人材育成コンサルタントに個別相談。
⑩平成27年7月 助成金を活用した研修の申請手続について雇用管理コンサルタントに相談。
平成27年8月より、キャリア形成促進助成金を活用した中堅職員スキルアップ研修を実施。また、10月より実施の喀痰吸引等研修にも助成金を活用した。
⑪平成28年1月 ヘルスカウンセラーによる個別相談を実施。
⑫平成28年2月 1月の個別相談のフォローアップとして、雇用管理改善等に関するアドバイスを受けた。
⑬平成28年3月 中堅職員のスキルアップ研修のフォローアップ研修として、ケア・サポート講習を実施。
取組の効果(改善点)
- 幅広い専門的な支援とアドバイスにより、雇用管理の改善に関してこれまで気づかなかったことに意識を向けることができた。
- 会社として、経営者として、管理者として、職員として様々な角度から意見を聞いたことを雇用管理コンサルタントよりフィードバックしてもらうことで、事業所の環境を変えていくことができている。
- 中堅職員のスキルアップ研修の成果として、職員が事業所のコミュニケーションを円滑にするために積極的に行動しているところが見受けられる。
- 事業所として職員のメンタル面の支援をすることで、職員が日頃思っていても上司等に伝えることができないことも口にだすことができるようになった。職員にとってストレス対策となる専門家相談は、今後も事業所単位で活用していきたい。