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20人未満 株式会社 北海道・東北

事例No.0435

取組の背景

①訪問介護職員の確保が困難
求人募集をハローワークに出しているが、訪問介護のイメージが「一人で不安」「新人では無理」など、就職する方から見ればハードルが高いと言われてまったく応募がない。

②事業所のPRの仕方がわからない
所長はじめスタッフは介護現場のプロであるが、事業所の経営や運営、求人、広告、広報については専門外のためその手法がわからない。

③安定した運営と新規事業の展開
市が募集しているグループホームの開設について検討したいが、人員の確保や経営等について判断する専門知識がない。管理者および職員のモチベーションがあがらない。

取組の内容

①施設と違い施設見学は難しい(現在、アパートの一室が事務所である)ため、訪問介護事業の魅力を伝える場としてハローワークの会議室を利用して開催している「求人事業所説明会」に参加することとした。事業所名が週刊求人情報誌にも掲載されるなどメリットがある。

②介護労働安定センターとハローワークの介護福祉コーナー担当職員に訪問してもらい、相談窓口の担当職員に事業所の社風や、雇用環境、雰囲気、管理者の人柄等を知ってもらうことも大事である旨のアドバイスを受けた。

③介護関係養成機関において、訪問介護の実態理解のための授業の講師として協力することや、積極的に実習先として受け入れを申し出ることについてのアドバイスを受け、実施した。

④中小企業診断士による専門的な助言、人材育成コンサルタントの活用とスタッフの育成のための能力開発セミナーの活用、助成金の活用についての情報提供を受けた。

取組の効果(改善点)

  • 訪問介護の魅力や業務内容について第三者にわかりやすく伝えるにはどうすればよいかについて考える機会となった。
  • 養成機関において訪問介護事業の実態について正確に誠実に伝えることが(良い事だけでなく、上手くいかない事例等)受講生にも響いたようだ。こうした養成機関における就職支援の講話や、介護現場実習受け入れ等を通じて多くの方に訪問介護の魅力を伝えられた結果、2名の応募があり採用となった。
  • 介護や福祉の分野で働きたいと考えている方々から、どのような不安があるのか、訪問介護の仕事を避ける理由は何か、訪問介護のイメージ等について直接話を聞けたことで、「どうせ応募が無いから何をしても無駄」というマイナス思考を払拭することができた。

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