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20人未満 株式会社 中国・四国

事例No.0428

取組の背景

  • 新人受入れ体制が整っておらず、採用した職員の早期離職が続いている。
  • 新人教育はOJTにより行っているが、「人員不足のために教える時間がない」「自身もまだ経験が浅く教える知識・余裕がない」「新人の指導方法がわかならい」等の理由により、教える側の職員が人任せになっている。そのことが新人職員の不安や孤立を招き、離職に繋がっている。
  • 職員間のコミュニケーションが取れておらず、協力体制が出来ていない。
  • 職員のモチベーションが低く、職務やスキルアップについて積極性に欠ける。

取組の内容

介護労働安定センターに相談し、アドバイスを受け以下のことに取り組んだ。

  • 個人面談を実施し、職員の組織・仕事への不安や不満、仕事上の目標等のヒアリングを行った。
  • ミーティングの中で職場改善につながる提案を行える場を設け、同時に稟議が不要な少額の予算を用意して、実施可能な提案についてはすぐに取り組むようにした。
  • 職員間のコミュニケーション強化および新人の受入れ・指導をスムーズにするため、「聴く」「質問の仕方の工夫」「承認」についての研修を行った。
  • コミュニケーションに改善が見られてきた時期をみて、リーダーシップおよびメンバーシップの向上を図る研修を行った。
  • OJTの仕組みを見直し、今まで主に管理者が行っていた新人教育について、現場職員を教育担当とし、権限と責任を委譲した。また、OJTの進捗状況を職場で共有して現状や課題が皆にわかるようにした。

取組の効果(改善点)

  • 12月に新人2名が入社したが、OJTの情報を共有したことと、コミュニケーションを学んだことで既存職員が積極的に指導や新人とのコミュニケーションを行うようになり、新人職員の不安や孤立が解消され離職がなくなった。また、現場職員を教育担当にすることで、教える側に責任感や向上心が出てきている。
  • コミュニケーションの重要性を学んだことで、職場での声掛けや挨拶が活発になり、職場の雰囲気が明るくなった。
  • 個人面談や職場改善の提案を汲み取る仕組みを作ったことで、仕事に対する意識やモチベーションが高まり、職場改善の提案や外部研修への参加等、職員が意欲的に取り組むようになった。

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