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20人以上50人未満 有限会社 中国・四国

事例No.0397

取組の背景

サービス利用者の体調急変により「救急車」を要請して病院へ搬送したケースが続いた。このような事態が発生した際に、具体的な対応面で苦慮したことに加え、ヘルパー間で不安の声が上がったことから、「緊急時の対応」について医療的知識を含め学習したい。

取組の内容

①当面の問題点に合わせた必要な研修内容の選定を行い次のような研修を実施した。

②実施場所や時間面で制約があるが、(1)実施希望日時、(2)講習内容、(3)講師の条件等について介護労働安定センターに相談し、デイサービス・訪問介護従業者及び管理者を対象に、緊急時の対応に係る講習を実施した。

③当該講習においては、看護師・教員資格を有する講師が、「緊急時における介護職の役割」をテーマに
(1)サービス利用者の身体状態の見分け方
(2)急激な体調変化(意識障害、バイタルサイン異常、脱水、排泄異常、嘔吐・吐血・喀血等)
(3)119番連絡後の対応)
(4)事故発生時及び緊急時への準備・心構え等について
看護・介護現場での豊富な経験談を交え、多くの具体例と対応方法を分かり易く説明する形で実施した。

④講習終了後に消防署員による救急救命時の心臓マッサージや、人工呼吸の仕方などの面で実技指導も受けた。

取組の効果(改善点)

参加者全員が真剣で、講師の一言一句を聴き漏らさない姿勢が見られ、緊急事態が発生した場合の専門知識や具体的な処置方法等の面において、非常に参考となったことに加え、講習後においても、救急車要請等の事態が生じたが、慌てず、焦らず、迅速な対応が出来るようになった。

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