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20人以上50人未満 社会福祉法人 九州

事例No.0383

取組の背景(相談内容)

①介護関係専門職の賃金相場を知りたい。
求人を出しても求職の申込がないことから、公共職業安定所より「賃金が低いのではないか」との指摘を受け悩んでいる。

②事業所内での人事考課について検討したい。
介護施設、団体、事務等の様々な職種、勤務形態が混在している職場において、公平な人事考課が難しい。

③臨時・パートタイム労働者の有給休暇の付与について適切に行いたいが、よく判らないので教えてほしい。

取組の内容(支援内容)

介護労働安定センターに相談し、以下のアドバイスを受けた。

①「県の賃金」(県労働局発行)とハローワークインターネットサービスにより、当事業所の賃金と他事業所との比較を行い検討。
一部職種において賃金が低い傾向が見られ、通勤手当に検討の余地があることが判明したため、時給換算により適正な単価を算出した上での賃金改善と、通勤手当の導入を勧められた。
求職の申込がないことに対しては、ハローワークのリクエスト制度の活用を紹介された。

②厚生労働省が作成している「職業能力評価基準」「ジョブカード制度」の評価シートの活用を推奨。活用方法について説明を受けた。

③年次有給休暇の比例付与の内容について説明を受けた。臨時、パートタイム労働者の就業規則の整備が必要であることについてアドバイスを受けた。

取組の効果(改善点)

①県内の他の事業所と比較し、賃金の低い傾向が見られた介護支援専門員について、賃金の改善を図った結果、これまでは求職の申込が無かった介護支援専門員を雇用することができた。

②「職業能力評価基準」「ジョブカード制度」の評価シートを参考に人事考課の導入について思案中。

③相談後すぐに会議を行い、労働基準法に則した、臨時・パートタイム労働者の有給休暇付与を決定。有給休暇付与を開始した。

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