取組内容
1 コミュニケーション管理、 2 能力開発、 3 賃金管理
①毎週1回定時ミーティング(常勤者)の開催・・・より良い介護のためどうしたらうまくできるかを検討。
②毎月1回ミーティング(全ヘルパースタッフ)の開催(参加者には、時給を支給)・・・情報交換、検討。参加できなかったスタッフには、ミーティング内容を回覧(サイン)し、情報の共有に努める。
③毎月1回職場内研修の開催(ミーティングと同時開催の場合あり)・・・制度の理解を深め、自分達の役割を確認。介護知識の向上。認知症への対応。介助の仕方。感染予防の知識。
④初任者研修の実施(同行訪問や制度のしくみ、介護の現場について、等)
⑤随時職場外集合研修などに参加(時給、経費支給)・・復命書は、管理部門だけでなくスタッフ全員に回覧
⑥親睦会・・・スタッフの誕生会(月単位)を開催。仲間意識、相互扶助精神を高める。
⑦他事業所と研究会の開催・・・事例に基づき対処法の意見交換など。
⑧ヘルパー料理教室の開催・・・若いヘルパー、初心者などへのヘルパー用料理のサポート。
⑨接遇研修の実施
⑩資格取得のための情報提供
⑪自己評価とリーダーによるチェックの実施・・・チェックシートによる点検。
取組の背景
1 コミュニケーション管理、 2 能力開発、 3 賃金管理
○介護スタッフ(プロ)として目標、問題意識や知識の欠如、あるいは不足。
○訪問介護は原則一人で入るということから、危機管理や介護技術の充実が必要。
○働く人としての自覚向上。(初任者が多い、若い人)
○女性スタッフ中心という利点を活かす。
○登録型スタッフのモチベーションの向上
○離職者防止対策。
○スタッフ間の情報の共有と連帯感の向上。
取組の効果
1 コミュニケーション管理、 2 能力開発、 3 賃金管理
(利用者に対して)
○介護技術の向上に伴い、利用者とのコミュニケーションがよくなった。
○利用者の自立支援に向けたより良い介護を実現、それが利用者や家族からの信頼につながった。
○突発的な事が発生しても早急に対処でき、その結果利用者や家族からより信頼が篤くなった。
○今まで以上に介助時の利用者の安全が確認された。
(スタッフ自身)
○スタッフが、わが事業所の介護従事者としての自信を持つようになってきた。
○困難といわれるような利用者でも積極的に取り組むようになった。
○ヘルパーの安全を確保するための情報交換が深まり、未然に事故防止ができた。
- ●この事例が当てはまる分野●
- 能力開発 ― OffーJT
- コミュニケーション管理 ― 情報共有・ミーティング
- 賃金管理 ― 賞与・報奨金・退職金