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50人以上 有限会社 北陸甲信越・東海

事例No.0357

取組内容

1 能力開発

○社内介護技術認定システム

①各実施項目ごとに社内独自の協力医療機関監修の「テキスト」及び「社内実施マニュアル」を作成する。 実施マニュアル(案)の作成→社員の意見を反映→サービス提供責任者会議で修正あり→管理者が最終チェックし完成

②各項目ごとに介護サービスに必要な内容(30~50項目)を盛り込んだ「実施評価表」を作成する。①と同様な流れ

③社内研修を毎月定例実施。 実施マニュアル、テキスト、実施評価表の説明。

④各自が実施マニュアル、テキスト、実施評価表を基に自主学習を行い、不明な点は随時、サービス提供責任者か管理者が相談・指導に当たる。

⑤随時、介護技術認定試験の実施。評価者は管理者及びサービス提供責任者とし、評価後受験者に良かった点、努力すべき点などをコメントし、結果を社長に報告する。

⑥合格者には社長より「認定書」を交付〈合格するまでチャレンジ可能〉するとともに、「各自の名札に合格者印を押印」と「金一封を授与」し、全ての項目を合格した者には更にパーフェクト賞を授与する。

⑦今年度は「オムツ交換」、「全身清拭」、及び「痰吸引」(これは緊急時を想定)を実施。 「痰吸引」について評価の流れは次の通り。

  • テキスト(呼吸器)を用いて(社内独自のもので協力医療機関監修)自宅学習
  • テキストを基にした筆記試験の実施(90点以上が合格)
  • 筆記試験合格者は看護師に同行し手技及び留意事項を学ぶ
  • 実地試験(評価者は看護師、要介護の方へは事前に同意済)
  • 合格者⑥と同様

取組の背景

1 能力開発

①これまでの事業運営を振り返り、よいサービス提供には「人材の質の確保」が大切と感じていた。

②管理者として社員の介護サービスの技術レベルを的確に把握し、適切な指導方法を模索していた。

③サービスの「質の確保」を図るためには、全社員のスキルアップとコミュニケーションが最重要と考えた。

④普段の介護技術や介護観、サービス提供責任者や管理者とのコミュニケーションもかねた介護技術向上を目的とした「社内介護技術認定システム」の必要性を痛感し導入に至った。

取組の効果

1 能力開発

①毎月現場レベルの研修を行うことで、受け身だった職員が予習・復習をするようになり全員参加型の研修へ変化した。

②職員に向上心が芽生え、積極的に発言や取り組みに参加するようになった。

③「社内介護技術認定システム」を導入したことで、個々の介護技術の見直しができスキルアップにつながり、何よりもモチベーションが高くなり要介護者の方へ自信をもって介護できるようになり喜ばれている。

④来年度も様々なパターンを学習(たとえば、体位変換や移乗移動の介護技術認定。オムツ交換や痰吸引は継続して認定試験の実施。様々な疾患や胃ろう、尿留置カテーテルなどの仕組みのテキスト学習)することを予定している。

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