雇用管理サポートシステム

事例No.279

○訪問介護の職員数(規模):20人未満 ○法人形態:有限会社 ○地区:九州

取組内容

1 コミュニケーション管理
①情報共有・ミーティング・・・

○ヘルパー(訪問介護員)は孤独な立場なりやすい状況にあるため、2週間に1回程度、ヘルパーを中心にしたミーティングや研修を実施し、定期的に他者との関わりや相談ができるよう配慮している。

②職場環境づくり・・・

○ヘルパーが事務所に気軽に立ち寄れるような雰囲気作りをし、報告や相談をしやすくし、孤独感の解消や他者とのコミュニケーションをとれるよう配慮している。

③連絡手段・・・

○事務所に職員ごとのファイルケースを設置し、ヘルパーが事務所に立ち寄った際、シフト管理や伝達事項、いろいろな情報がファイルケースから得られるよう配慮している。

○携帯電話のメール機能を活用し、常時、報告・連絡・相談ができる体制を構築している。

 

取組の背景

1 コミュニケーション管理

○ 時間給のヘルパーは直行直帰型の就労形態がほとんどで、1人で利用者宅へ赴いてサービスを提供するため、管理が行き届かない。

○ 1人の利用者に数人のヘルパーが交代でサービスに入ることもあり、サービス提供の仕方もヘルパーによって異なってしまい、利用者を混乱させることもあった。 また、利用者の状況の引継ぎや伝達事項など、連絡手段・体制を整える必要性を感じていた。

 

○ ヘルパー自身も、サービス提供の内容や対応の仕方等に不安を抱えていることが多かった。

取組の効果

1 コミュニケーション管理

○ 定期的にミーティングや研修を開催することにより、他の職員とコミュニケーションをとりやすくなり、事務所へ来るのを楽しみにするヘルパーが増え、職員の表情に笑顔が見られるようになった。

○ 事業所内の情報伝達がスムーズに行われるようになり、職員には概ね好評である。

○ 携帯電話によるメール機能の活用は、比較的若いヘルパーが多くスムーズに導入でき、ヘルパーの事務所に立ち寄る機会が増えたことにより、利用者のケース記録の提出がスムーズに行われるようになった。