雇用管理サポートシステム

事例No.235

○訪問介護の職員数(規模):50人以上 ○法人形態:その他 ○地区:中国・四国

取組内容

1 人事制度 、 2 募集・採用
①就業規則の整備、②雇用契約

○ 直行直帰型の登録ヘルパー制度を見直し、就業規則を見直して雇用契約を結び、時間外勤務の割増賃金、年次休暇等を付与し、法律を遵守するようにした。

3  配置・稼働管理 、4 人事制度
③稼働(シフト)管理、④人事制度の工夫

○ ヘルパー(訪問介護員)一人ずつの活動日、活動時間が異なるため、1ヶ月単位の変形労働時間制を導入して、パソコンで管理ができるようにシステム化をした。

○当初は、OCR用紙を使って読み込んでいたが、その後完全システム化にして2段階の手順を踏んだ。

○OCRを廃止した理由は、独自のシステムだったため、制度改正の度に、多額のカスタマイズ費用がかかることが当初の大きな要因であった。

取組の背景

1 人事制度 、 2 募集・採用

○ 直行直帰型の登録ヘルパー制度では、雇用契約を結んでいなかったためヘルパーの帰属意識が低く、ヘルパーの都合が優先され、勤務割表がよく変更になり、ヘルパーの稼働管理が煩雑であった。そうした状況を打開するする必要があった。

3 配置・稼働管理

○ 勤務割表はExcelで作成していたため、作成に時間がかかり、間違いやすかった。

○ 実績は予定と連動していないOCR用紙を使って読み込んで作成していたため、管理には使いづらいうえに、記入することや読込むことの事務量が多く、作業が集中する時期がある等の問題があった。

取組の効果

2 募集・採用

○ 雇用契約を結ぶことによって、身分が安定したと感じてもらえ、組織の一員としての帰属意識が高まり、定着率が良くなった。

3 配置・稼働管理

○ 現在は、サービス提供責任者1人に一台ずつパソコンが配備されていて、各自が勤務割表を作成し、実績管理を行い、ヘルパーの稼働管理が容易になっている。

○ また、サービス提供責任者の事務量は増えたが、ヘルパーと事務員の事務量は減り、システム化によってサービス提供責任者の本来の業務であるヘルパーの業務の実施状況の把握や稼働管理がより正確に行えるようになった。