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事例No.0225
取組内容
1 能力開発
①考え方・体系
○介護事業とは、人が人を扱う事業であること。従って、介護に従事する職員は、トータルな人間力を兼ね備えていること、利用者の満足を得られるように、高いモチベーションを保っていること。
○この考え方に基づいて、研修に力を入れている。しかし講師による一方的な講義でなく、議論、討論を歓迎し、研修を通じて、個々の感性を磨くことに意を注いでいる。
②Off-JT
○即ち、毎年テーマを決め、全員参加の研修を開催している。同一テーマで毎月3回、職制会議を1回開催している。
○同じテーマで月3回研修会を開催するので、都合のつく日に参加すればよいことにしている。
○因みに、今年度は「身体介護」「認知症対応」をテーマに学び、実践に活用出来るように取り組んでいる。
③能力評価
○介護スタッフの勤務記録表があるが、その表に自己評価欄をもうけ、自己評価するようにしている。自らを厳しく客観的に見る習慣を身につけて貰う趣旨から作成されている。
2 能力開発 、 3 賃金管理
④自己啓発(資格取得)支援、⑤手当(資格、通勤、時間外等)
○また、外部機関が行う講習にも積極的に参加を奨励し、キャリアアップを促している。目下介護福祉士受験を奨励しており、合格すれば資格手当として、給料アップしている。
取組の背景
1 能力開発 、 3 賃金管理
○ 当社の理念は「尽道楽生」 ~ゆっくり、楽しく、ご一緒に~ である。
○ 理念実践の基本方針は、
ア)質の高いサービスの提供・・・利用者の満足と信頼を得るために
イ)王道を行く・・・自らの誇りと自己実現
ウ)「考える」「学び合う」「実践する」・・・一人一人が常に向上心を持って自己啓発に努める
エ)地域に開かれた組織・・・介護情報の発信基地を自認 以上の4点である。
○ 理念と基本方針を形骸化することのないよう、人心を倦ませないよう、意欲を駆り立てる職場環境を目指している。
○ 訪問介護の際、介護者と被介護者が1対1になる場合が多いと思うが、そのような場合、誠実さ、優しさを保ち続けることが出来るよう、職員の人間性を磨くことに力を入れている。
○ 磨かれた高い感性が有れば、何事にも対応できるし、成長していけるというのが、法人設立時点からの精神である。
取組の効果
1 能力開発 、 3 賃金管理
○ 社内研修が行き届き、自由闊達な意見交換、自己啓発の社風が根付いてきている。
○ 自発的にキャリアアップを考える職員が多く、介護福祉士の合格率も受験者のうち、70%が合格し、他に18年度 マネージャー合格率は80%だった。
○ 自らの誇りに目覚めさせることで、法令遵守の気持ちを強く持って日々の活動を行っている。
○ 地域に開かれた組織でありたいという意識から、施設周辺地域へのボランティア参加も活発になった。
○ 充実した研修で育成されたスタッフの社会還元の一環として、一般家庭への介護指導も行われた。