取組内容
1 賃金管理 、 2 労働時間管理
資格取得及び経験に応じた賃金体系を導入する。
①手当(資格、通勤、時間外等)、②基本給、③非サービス時間の賃金・・・
ア) 介護福祉士、介護支援専門員の資格取得者には、それぞれ1活動につき70円、100円を加算する。
イ) 経験が6か月を超えるメンバーに対して、1活動につき30円を加算する。
ウ) 会議、勉強会、研修会等への参加に対する報酬を設定する。1回の参加につき800円+200円(交通費)を支給する。ただし、開催時間は1時間とする。
エ) 活動報告費の支給を行う。情報等の報告目的による事業所への訪問に対し支給する。
3 賃金管理
④キャンセル・休業補償・・・
○ 急なキャンセルに対する報酬を設定する。
○ メンバーが訪問後にキャンセルになった場合は、キャンセル料を支払う。キャンセル料は、ほとんどの場合事業所負担となる。
取組の背景
1 賃金管理 、 2 労働時間管理
①手当(資格、通勤、時間外等)、②基本給、③非サービス時間の賃金・・・
ア)・・・○それまでは資格所得に対する意欲があまりなかった。スキルアップするための目的が明確でなかった。
イ)・・・○新人もベテランも同一報酬単価であったため、メンバーから活動の意欲面で不満が多くでた。
ウ)・・・○会議等への参加に対し、無償であったため、強制力がなく情報等の徹底に不安を生じることが多かった。
○勉強会、研修会への参加もあいまいになり、必要な者に的確に知識を伝えることが難しかった。
エ)・・・○事業所とメンバーとの情報交換が、メンバーにより格差が生じることが多くなった。
○メンバーによっては、月に1回程度しか情報の交換ができないケースもあった。
3 賃金管理
④キャンセル・休業補償・・・
○ 急なキャンセルに対する報酬の設定がなく、メンバーより不満が多くでるようになった。
取組の効果
1 賃金管理 、 2 労働時間管理
①手当(資格、通勤、時間外等)、②基本給、③非サービス時間の賃金・・・
ア)・・・○資格取得に対する意欲を向上させることができた。メンバー(21名中)の介護福祉士取得者6名、介護支援専門員取得者1名。
イ)・・・○経験による報酬に格差をつけることにより、労働意欲の向上につながった。
ウ)・・・○メンバーの会議参加率が飛躍的に向上した。指示や情報の伝達がスムーズにできるようになった。
○必要な知識を必要なメンバーに的確にタイムリーに伝えることができるようになった。
エ)・・・○活動の状況の把握、指示・情報の伝達、メンバーの健康状態等、活動に必要な情報を各グループの責任者がタイムリーに行うことができるようになった。
3 賃金管理
④キャンセル・休業補償・・・
○メンバーの不満をなくすことができた。