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20人未満 有限会社 北陸甲信越・東海

事例No.0139

取組内容

1 配置・稼働管理

①チーム編成・・・

○1人の利用者に対し、複数のヘルパー(訪問介護員)が対応できるようにしている。

②緊急連絡・トラブル対応・・・

○サービス提供中の緊急事態については、マニュアルを作成し対処できるようにしている。

○具体的には、ヘルパーは即時サービス提供責任者または、管理者に連絡し指示を仰ぐ。ヘルパーの一存で判断、行動を禁じている。

2 配置・稼働管理 、 3 コミュニケーション管理

③稼働(シフト)管理、④連絡手段・・・

○就労ニーズに応じた希望配置管理

○非常勤ヘルパーには月末に翌月の勤務希望日を提出してもらう

○管理者はヘルパー(訪問介護員)各自の希望を加味して、シフトを組む。

○一週間単位のシフトを作成し週末に各ヘルパーの携帯電話に翌週のシフトを送付する。(確認メールを返信してもらう)

○サービス終了時の連絡は、メールで行う。メールが苦手なヘルパーには携帯電話で対応。

○ヘルパーまたはその家族の急病により勤務を休む際は、分かった時点で責任者、管理者に連絡しすみやかに他のヘルパーが対応できる体制を整えている。

○そのためにも、上記①にあげたとおり、1人の利用者に対し複数のヘルパーがサービス提供できる体制にしている。

取組の背景

2 配置・稼働管理 、 3 コミュニケーション管理

③稼働(シフト)管理、④連絡手段・・・

○ヘルパーが気持ちよく仕事を続けるためには、ある程度ヘルパーの要望を組み入れたシフトを組んでいく必要がある。

○ヘルパーの不満要素をなるべく少なくするためにも、各ヘルパーの勤務希望日の提出とそれに応える会社の姿勢を示すことが大切だと考える。

○シフトが1週間単位である理由

ア)ヘルパーのプライベートの予定が立てやすい

イ)介護という仕事の性格上、利用者の体調の変化、予定変更など1週間程度の予定しか見通しがつかない。

○以前は、ヘルパーがサービス終了時電話にて終了の報告をうけた。問題点として電話がかかって来た際、運転中であったり、管理者自身もサービス提供中であると電話に出られないことがあり、改めてかけなおしていた。それでは、時間と労力の無駄であるため、メールでの報告に切り替えた。

○ヘルパー、その家族が急病の際、やむをえず休みを申し出る。その際、代替ヘルパーがなければ、利用者にとっては大変な不利益が生ずる。そのことが、ヘルパーに精神的苦痛を与えていた。

取組の効果

2 配置・稼働管理 、 3 コミュニケーション管理

③稼働(シフト)管理、④連絡手段・・・

○ヘルパーが長く勤めることで、

ア)会社の利益(提供するサービスの質の向上)

イ)利用者の利益

ウ)従業員の利益

につながり、就労ニーズに応じた希望配置管理は最重要事項の一つと考えられる。

○シフトを携帯電話のメールで送ることで、 ア)ヘルパーの手間が省ける、イ)シフトを言い渡した証明になる。

○サービス終了報告をメールを用いて行うことで、ア)受ける側が手が空いているときに確認できる、イ)時間が明記されるため、終了時刻がわかる。

○ヘルパーからの電話がかかった際は「緊急度、重要度の高い内容である」と受ける側が予測ができる。より迅速な対応ができる

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