雇用管理サポートシステム

事例No.119

○訪問介護の職員数(規模):50人以上 ○法人形態:社会福祉協議会 ○地区:北陸甲信越・東海

取組内容

1 コミュニケーション管理
①情報共有・ミーティング・・・

○常勤、非常勤など勤務形態ごとの連絡会の開催

○月1回・・・登録ヘルパー(非常勤)連絡会(同じ内容で日にちを変え2回開催することで欠席者の減少を図る) →連絡事項、制度改正等の説明、研修報告、グループ毎の相談・情報交換

○月1回・・・常勤ヘルパー連絡会 → 新規ケース検討、報告 

○適宜・・・主任・副主任・サービス提供責任者のミーティング  →  苦情・問題点等対策 

○サービス提供実施記録の統一化。 記録用紙伝票作成により、介護記録を明確に伝え、サービスの向上を目指す。

②職場環境づくり・・・

○職員が気楽に立ち寄れるスペースの確保。参考図書の閲覧や相談等に応ずるスペースを設ける。

2 配置・稼働管理
③チーム編成・・・

○利用者を班分けし、担当職員を配置。 一人の利用者に対し、非常勤職員・常勤職員・サービス提供責任者・副主任・主任とが状況を把握していて、非常時にも対応できるようにする。

3 能力開発 、 4 コミュニケーション管理
④Off-JT、⑤職場環境づくり・・・

○全体研修会の開催。 年1回、ヘルパー(訪問介護員)全員参加  →  介護技術等の講習を行うとともに職員間交流を図る。

取組の背景

1・4 コミュニケーション管理 、3 能力開発

○ 非常勤と常勤、また事務担当者との交流がなく、非常勤が事務所に立ち寄りにくく、月一回の連絡会にも出てこない職員もいた。

○ 単独で仕事をこなし、利用者の状態や状況判断は自らが行うことになる立場のヘルパーにとって、悩み・不安はもちろんのこと、法改正などによる疑問点が解決できず、困惑する職員もいた。

2 配置・稼働管理

○ 職員の体調不良や緊急事態の場合、指示する側の主任・副主任が出て行かなければならない場面も見うけられた。

※ 以上の状況から平成18年度より取り組んでいる。

取組の効果

1・4コミュニケーション管理 、3 能力開発

○ ミーティング等の記録を必ず残し、欠席者にも伝えることができるようになった。

2 配置・稼働管理

○ 一人の利用者に非常勤から主任までが関わりを持ち、情報を共有できるようになったので、あらゆる事態に対応が可能となった。