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20人未満 株式会社 北陸甲信越・東海

事例No.0104

取組内容

1 能力開発 、 2 コミュニケーション管理

①Off-JT、②カンファレンス

○月1回(第4土曜日)2時間から2時間半程度の研修をヘルパー(訪問介護員)とケアマネージャーが参加して研修を行っている。

 内容

  ア)介護保険制度の改正内容の確認と指導

  イ)介護サービス記録書の記入要領について

  ウ)介護現場における言葉づかいとヘルパーの基本

  エ)ホームヘルパーが行うことができる医療行為

  オ)認知症の理解を深める行為

  カ)家族の相談に応じる姿勢

  キ)医療制度の改正について

  ク)事例の検討とサービス提供対応の検討

○継続して同じ介護ができるようにマニュアルを作成し、介護サービス記録の記入要領について意思統一を図る。

取組の背景

1 能力開発 、 2 コミュニケーション管理

○各研修について

 ア) 平成18年4月介護保険制度改正に伴う訪問介護における内容の変更とそれに対する実施要領の徹底、特に、生活援助におけるサービス提供時間が1時間30分に制限されたため、今まで提供してきた内容や時間に変更を迫られたので、ヘルパーの意見を尊重しながら計画の立て直しを図る。

 イ) 特定の利用者に固定したヘルパーの運用でサービスを提供することが困難になり、ヘルパーが交替して利用者宅に訪問してサービスを提供する必要に迫られてきた。

 ウ) 介護現場におけるヘルパーの行動が介護事業を左右するので言葉の使い方と優秀なヘルパーの基本とは何かについて検討し、実行して高齢者が家庭で穏やかに安心て生活ができるように支援することに心掛けることを図る。

 エ) 平成18年4月から、ヘルパーが医療行為の一部を行うことができることになったので、その内容と実施行為について説明し、訓練を行い事故や問題が起こらないように徹底を図っている。

 オ) 認知症高齢者が年々増えているため、この認知症に対する対応の必要性が大きくなってきたので、認知症高齢者に対する一般的情報の共有と、対応は一人一人が異なることをヘルパーに認識してもらう必要から意識の統一を図る。

 カ) 家族の相談に対応するには、常に介護保険制度をよく理解しておかなければならないため。

特に、認知症の対応や介護認定のこと、グループホームや施設入所の要件と料金等について理解を図っている。

 キ) 平成18年4月から療養病床に入院する高齢者の入院時の食費の負担額の改正、新たに居住費の負担が追加されたことを認識させるため。

 ク) 事例検討においては、ケアマネを交えて検討を重ね、毎日のサービス提供がマンネリに陥らないようにするとともに、介護サービスの提供は一人一人違うことを常に頭においてサービス提供に励んで欲しい旨、徹底を図る。

取組の効果

1 能力開発 、 2 コミュニケーション管理

○各研修について

 ア) 介護保険制度の改正について、訪問介護についての理解度は高まったが、他の領域に対する理解は不十分な部分があるので、今後も機会を求め継続した説明を行い徹底を図る。

 イ)・ク) 介護サービス記録書の記載において、きめ細かく記載されているが、交替ヘルパーがサービス提供を同じように行うためには、記載内容にもう少し工夫がほしいので事例検討を活用して向上を図る。

 介護サービス記録書の内容を自分の目で確認し、サービス提供を行わなければ継続したサービスが提供できないことを認識してもらい更なる技術向上をめざす。

 ク) 事例検討は積極的に行われ、意見交換が進み介護技術の向上に反映されていると思う。交替でサービス提供にあたるヘルパーも一貫した介護技術の提供ができるように今後も継続して検討会を行い、介護技術の向上をめざす。

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