雇用管理サポートシステム

事例No.088

○訪問介護の職員数(規模):20人未満 ○法人形態:株式会社 ○地区:関東

取組内容

1 能力開発
①Off-JT

○昨年10月の事業所開設から間もないが、職員スタッフの技術力のアップ、利用者との心の交流の深め方などを含め、「質」の向上をめざし、介護労働安定センターはじめ各法人で開催される講習会に積極的に参加している。

○参加者は職員スタッフ全員を対象とし、ローテーションに基き参加。毎月1回開催の社内定例会で受講内容を発表し、スタッフ全員でこれを共有化している。

○参加費用、交通費、は会社負担とし、参加時間(移動時間含む)は勤務扱いとしている。

②自己啓発(資格取得)支援・・・

○また、スタッフのキャリアアップを更に応援すべく、上記の短期専門講習の受講の他に、資格取得講習への参加を勧めており、これには参加費用は自己負担とするが、参加時間(移動時間含む)は勤務扱いとする旨を決定した。

取組の背景

1 能力開発

○ 現時点で当事業所のスタッフは訪問介護6名、訪問看護6名で全員がベテラン職員での活動を行っているが、将来、新人ヘルパーの採用を視点に置いた場合、熟練ヘルパーの陥り勝ちな「これでよいのだ」といった自己本位の考えやマンネリ化した行動を防ぐ為に、また経験不足のヘルパーに自信を持たせる為に、最も重要な事は常に「介護技術の基本」に徹する事であると職員一同で確認し合い、これを継続・実践するにはどうしたらよいかについて討議を重ねて来た。

取組の効果

1 能力開発

○ 講習会の参加は、日常業務から離れることからの開放感もあり、また同業他社の情報も入手でき、今までと違った視点から業界全体の最新動向も感知できるなど、様々なメリットがある。

○ 定例会での受講内容の発表は、当事者があらためて講習の内容を整理して自己のものとすることが求められ、尽いてはティーチングの難しさに挑戦し、自己を高めるといった意識変革の効果がある。

○ 近々、この効果を更に高める為に、定例会を月2回の開催とする準備を進めている。