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事例No.0084
取組内容
1 賃金管理 、2 労働時間管理
①非サービス時間の賃金、②非サービス時間・・・給料計算方法の見直し
○ 実労働時間(利用者宅滞在時間)+ミーティング、ケース記録時間+その他(送迎、事務、等)
0.5H + 0.5H = 1H 2.5H + 1 H = 3.5H
1H + 0.5H = 1.5H 3H + 1H = 4H
2H + 0.75H = 2.75H その他(ヘルパーの送迎、事務仕事、ちらし配布 等)
○ 1件ずつ計算し1日の訪問件数を足していく。
○ 件数が多いほど非サービス時間の割合が高くなる。
○ 短時間でも1日に複数件の訪問は精神的な負担が大きいため、件数が増えるごとに非サービス時間の割合が高くなるように設定した。
③基本給
○ 家事援助、身体介護共に、ケースによって困難さが違うため、身体と家事で時給に差をつけない。
取組の背景
1 賃金管理 、 2 労働時間管理
○ 創業時は施設パート職と同じ給料計算を導入していたが、介護保険の改正に伴い現状にそぐわなくなったため、独自の計算方法を導入した。
○ 以前の給料計算方法は管理が楽だが、実労働時間に関係なく半日(4H)1日(7.75H)を支払っていたので、余分に給料を払い過ぎていた。
○ ヘルパー(訪問介護員)全員に何回か案を提示し、納得してもらった上で、現在の方法を導入した。
取組の効果
1 賃金管理 、 2 労働時間管理
○ 数回の訪問件数ごとの合計なので個々に自分の働いた分を管理してもらい、管理者が経理に出す給料計算資料と相違がないかチェックしてもらうようになり、自己管理の意識が出てきた。
○ 同時に権利意識も働くので、業務としてお給料が支払われるべきものかそうでないものかの選別の重要さも意識されるようになってきた。
○ ただし、計算方法が煩雑になり管理者の事務処理の時間が増加してしまったことと、入力ミスによる間違いが増加したことが今後の課題である。