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20人未満 社会福祉法人 関東

事例No.0081

取組内容

1 募集・採用

①募集方法

○近隣の商店、自治会掲示板、車両等に募集ポスターを貼る。チラシ配り。職業安定所。

2 コミュニケーション管理

②情報共有・ミーティング、③連絡手段

○毎日のミーティング、申し送りの中で特に緊急で重要と思われるケースは回覧ノートを使用し、担当ヘルパーが毎日チェックして周知徹底を図る。急を要するケースは臨時の検討会を開き話し合う。

3  配置・稼働管理

④緊急連絡・トラブル対応

○一括してサービス提供責任者に情報を集中させる。苦情等に対する対応は事業所として決定した方針にヘルパー(訪問介護員)が従ってもらう。サービス提供責任者の対応に納得して頂けない時には、苦情相談として副施設長に担当してもらう。賠償等保険が適用される事例は施設長に報告し指示を仰ぐ。

4 能力開発

⑤Off-JT

○様々な研修に積極的に参加してもらう。(費用は自己負担)研修を受けた人には、勉強会で発表してもらう。

5 配置・稼働管理 、 6 労働時間管理

⑥稼働(シフト)管理、⑦有給休暇

○職場定着のため、面接の段階で生活環境、家族の状況等よく把握し、希望どおりのシフトを組む。ヘルパーは家庭や家族を優先させる人が多いので、休暇は希望どおり気持ちよく取ってもらう。

取組の背景

1 募集・採用

○ 施設の求人広告に合わせると人材確保のサイクルが合わないため、ヘルパー全員で協力して配布等をおこなう。

2 コミュニケーション管理 、 3・5 配置・稼働管理 、6 有給休暇

○ よりレベルの高い業務を目指すヘルパーもいれば、自分の都合を優先させたい人もいるので、多様な考え方を否定せず、全員で協力して休みのカバーが出来るような雰囲気作りをする必要がある。

○ ヘルパー個人の考え方や感情を業務に持ち込むことで、問題がより複雑化し長期化することが多い。

4 能力開発

○ 知識や技術の向上は楽しい事で、年齢に関係なく成長し続ける事は素晴らしい事だとヘルパーに理解してもらう努力が必要。

○ターミナル期に近い状態で退院される利用者は特に集中して、家族との関わり方、オムツや尿とりの使い方、水分補給の手順等細かく手順を決め、担当ヘルパーはそのとおりおこなう事を徹底する。

○ これによって家族や利用者によけいな精神的な負担をかけることが避けられる。

取組の効果

1 募集・採用

○ ちらし配布等でかかった時間分は業務として報酬に上乗せすることで、自分達で労働環境を整え、職場を守るのだという意識がめばえ結束力が高まった。

2 コミュニケーション管理 、 3・5 配置・稼働管理 、6 有給休暇

○ ヘルパー全員がそれぞれのヘルパーの家庭状況を踏まえて、お互い様という感覚で休暇をとったり、公休日を変更して出勤したりしている。

○ 様々な疑問、不満、不安はどんな些細なことでも、サービス提供責任者に話してもらい、(利用者、ヘルパー共に)円滑に調整し、対処することで問題の解決が図りやすくなった。

4 能力開発

○ 毎日関わっている高齢者から自分自身の人生や老い方について学ぶ姿勢が感じられる。

○ 担当するヘルパーに介護のプロであるという自覚がめばえた。

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